和モノづくり。とは
SUNNY CLOUDS 和モノづくり
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item9 匠の虫喰いストール

和モノづくり。

?和モノづくり。とは?

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人はテキパキ。機械はゆっくり。

「どうやって織ってるの?」とおもわず聞きたくなるようなストールを企画しました。このストールは、富士山のお膝もとにある山梨県西桂町で織られています。このあたりは「郡内織物」と呼ばれ、昔から織物が盛んなところですが、それでも今ではずいぶんと機屋(はたや)さんは減ってしまったそうです。今回のストールは、親子二代でがんばっている織元の小林さんにお願いしました。このストールを織っている機械は、「鶴の恩返しシャツ」のときにも紹介した、シャトルと呼ばれる飛び杼(ひ)を使った力織機(りきしょっき)。力織機は、もともとほかの織機にくらべてスピードがないのですが、シャツを作るときとは比べものにならないくらいゆっくりと織っています。やわらかなウール糸を甘織りにしているため、ゆっくり織ればそれだけ糸への負担も少なく、きれいに織れるのだそうです。

昭和58年の力織機。力織機の最終モデルくらいだそうです。

大きなドラムにセットした縦糸を巻いていきます。これを小さく巻き直したものが「男巻き」。

昔はパンチングの代わりに、こんな木製の板にピンを刺したものを使っていました。

木でできた雰囲気のある杼(シャトル)。

一枚織るのに30分はかかってしまうそうです。

そして匠のこだわりがもうひとつ。このストールはベース部分は綾織りなのですが、よく見るとフリンジのある両端の数センチだけ平織りにしてあり、ほどけにくくなっています。織り組織を変えるには、その都度パンチングを交換しなげればなりません。なので、一枚のストールを織るのに、最初と最後にパンチングのかけかえ作業が入ります。これは非常に手間がかかる作業です。ストール一枚織るのにだいたい30分はかかってしまうそうです。そして織っている間は機械のそばを離れられません。「ものすごく大変ですね」という私の問いに、小林さんは笑いながら「一日に4枚しか織れないモノも作ってるからね。効率やスピードを求めて織機もどんどん進化してしまったけど、結局は海外にとられてしまった。やっぱり時間をかけて、ゆっくりといいモノを作ることが大事だよ。」と答えてくれました。パンチングをテキパキとセットする林さんに、日本人の「粋と誉(ほまれ)」を感じました。

これがパンチングです。

洗濯をして縮絨(しゅくじゅう)加工をかけているところ。洗って広げてを2回繰り返してから天日干しします。

「和モノづくり」ならではの「技あり」ストールができました。

小林さんのところで生地を織る前に、「ビーム」や「男巻き」と呼ばれる、縦糸だけを順番にセットして巻きモノにする「製経」という作業があります。この作業をしてくれているのは、となり町の富士吉田の渡辺製経さん。このストールは縦糸が約580本と少なめですが、くり返しのないワンピッチのチェックなので、ちょっとめんどくさいらしいです(笑)。渡辺さんに巻いていくところを見せてもらいました。素早い手さばきで、糸を結んだりほどいたりしながらセットしていきます。そして、糸の調子を棒で調整しながら巻いていきます。通常、この巻きのスピードは渡辺さんよりもずっと速いスピードで巻くらしいですが、渡辺さんのところは、先代の頃から、ゆっくりときれいに巻くことを信条にされているそうです。「ゆっくりきれいに巻くと生地を織るときも織りやすく、きれいに仕上がるんだ。」と教えていただきました。
そんな、織りと巻きの「匠」に作ってもらったストールは、さらに洗い加工にかけてウール特有のフェルトのような風合いや、変わり織り部分の縮みによる表情などが作られます。機械乾燥すると、機械にはさんだあとが残ってしまうので、天日干しで乾かします。
ゆっくりと時間をかけて作られたストールは、変わり織りの部分がいいアクセントとなって、普通のストールにはない存在感があります。「和モノづくり」ならではの「技あり」ストールができました。

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匠の虫喰いストール

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「和モノづくり。」とは?

よりイメージ通りのモノができるように、価格以上の価値のあるモノができるようにと、
サニークラウズでは中国工場と直接契約を結び、商品生産を行うことで、
コストの削減と情報伝達の簡素化を行ってきました。
手探り状態で始めてからもう十年以上がたちました。
始めのころはできないことだらけだったのに、日進月歩で技術力が向上し、
日本でできるほとんどのことが、今では中国でもできるようになっています。

しかし、岡山産ジーンズを企画したことがきっかけで、
「やっぱり日本でしか作れないモノがある」と感じるようになりました。
それは、作り手の心意気や誇り、日本人の価値観のようなものが伝わってくるモノ。
日本製=良質ではありません。中国ならできるのに日本ではできないこともたくさんあります。
両方のよい点、悪い点が分かりだした今だからこそ、
これからは日本の生産背景でしかできないモノ作りをみなさんに紹介していきたいと思い、
この「和モノづくり」を始めました。日本人ならではの匠の技を駆使したアイテムを、
企画していこうと思っていますのでご期待ください。

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