「大人のおしゃれの見つけ方 上手な色合わせレッスンプログラム」 が、多くの女性の共感を集めています。ファッションは好きだけど、年齢を重ねて「おしゃれの曲がり角」にぶつかっている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。世の中にさまざまな解決策があるなかで、「大人の上手な色合わせレッスン」は色で解決するというシンプル＆分かりやすさが魅力。監修してくださった堀川 波さんに、大人のおしゃれのコツをお伺いしました。
前編：年齢で変化するおしゃれと、上手な色の付き合い方
後編：人生を楽しむコツと、最近新しく始めたこと
─ 35歳、49歳、56歳と、女性は「7」の倍数で変化するとか。
堀川さんは、今までどんな転機がありましたか？
堀川さん： 35歳は子育てまっさかり！ 娘が8歳、息子が3歳で、仕事もしていたので毎日が無我夢中でした。自分のことはすべて後回しとまではいきませんが、子どもありきの生活でしたね。おしゃれもそれなりに楽しんでいましたが、子どもと公園に行く、自転車に乗る、が前提で、スカートをはく自分なんて想像もできませんでしたね。最近は体型をカバーしてくれるのでスカートばっかりですが（笑）。
今、48歳で長女が20歳になり、子育てもそろそろ終わりという時期。56歳の自分はあまり想像できませんが、56歳を楽しむためにも今から自分のやりたいことを探して動き出さなくちゃ、と思っています。
─ 年齢ごとに対人関係も変わってきましたか？
堀川さん： 変わりました。30代は地元コミュニティが密だったので、自然にママ友ができて楽しかったですね。子どもが成長した今はママ友が激減する時期ですが、インスタグラムなどSNSで人とつながれることに喜びを感じています。
そういえば、学生時代の友だちが復活しました（笑）。みな同じように余裕も時間もできてくるので、飲みに行ったりするようになりました。10代、20代の友だちは人生の財産ですね。56歳になったらもっとリアルに人とのつながりを求めるようになると思うので、自分のスキルを活かして教室を開いたりできるといいなと思っています。
─ 「人とのつながり」って、人生を楽しむポイントかもしれませんね。
堀川さん： やっぱり、年を重ねても人とはつながっていたいんですよね。
今までは子どもがいることで勝手につながる社会がありましたが、これからは自分から何か起こさないと人とつながれないなと、ひしひしと思います。4月になれば新しい友だちができるなんてことは、もう永遠にありませんから（笑）。
─ 最近、新しく始めたことはありますか？
堀川さん： 今、籐(とう)工芸にハマっていて、近所のお友だちと二人で籐工芸のアクセサリーブランドを立ち上げました。きっかけは、インスタグラムで見つけた籐のアクセサリーショップのスクールに参加したこと。そこで初めて教わって、それからその魅力にどんどんハマっていきました。
もともとかごや手工芸品が好きで、自分の手で作ることも好き。私の好きな要素が、籐工芸にはすべて詰まっていたんです。いくつになっても新しいことが始められるというのは希望になりますよね。
─ 最近、新しく始めたことはありますか？
堀川さん： 40代も後半になると子育てから解放されて、自分の時間が増えてきます。その時間をどう充実させるかも、これからの課題。
新しいことにチャレンジするのもひとつですし、きれいな字でお手紙を書く、お客さまをおもてなしをするなど、人のためにすることも人生のモチベーションを上げてくれそうです。さらに、SNSで人とつながったり、趣味や好きなことを通じて新しいコミュニティに参加するなど、家族以外に自分の居場所を作れるといいなと思います。
─ 最後に、堀川さんの人生のターニングポイントをポジティブに乗り越えるコツを教えてください
堀川さん： 小さなことでもいいので、その時々にできることを探して、見つけて、楽しむことかなと思います。何か新しいことにチャレンジする、新しいことを始めるというのは、年齢を重ねるほど大きな喜びが大きいですよね。
私たち大人は、これまでもいろいろなことを経験してきましたが、世の中には知らないこと、楽しいことがまだまだたくさんあります。人生のどのステージでも「自分のできることを楽しむ」を見つけていきたいと思います。
前編：年齢で変化するおしゃれと、上手な色の付き合い方
後編：人生を楽しむコツと、最近新しく始めたこと
