フェリシモパートナーズ|シャトー勝沼 2004年鳥居平倶楽部甲州フェリシモパートナーズ|シャトー勝沼 2004年鳥居平倶楽部甲州
洋梨や白桃のコンポートの香り ふくよかな果実味とボリューム感 鳥居平倶楽部甲州
色調は琥珀のような淡いイエロー。香りは第一アロマ主体でよく熟した洋梨や白桃等のコンポートの香り、また白い花(ジャスミン、ライラック、ユリ)等の香りも感じられます。第一印象でふくよかな果実味とボリューム感があり、後味にはバランスの取れた穏やかな酸味とほのかな苦みを伴います。苦みは甲州種特有の特色で、ワインに奥深さを与えています。余韻の長さは5秒~6秒
株式会社シャトー勝沼は明治10年の創業。葡萄栽培を手掛けていた初代により創立。その後3代にわたり、葡萄園を所有し、葡萄づくりから、ワインの製造、販売を一貫して行ってきたワイナリーです。
壜熟成は長期熟成に耐えられるように特注の良質コルク(径24㎜、長さ45㎜)を使用しました。季節に四季の変化があるようにワインも四季を通して香り、味等も次第に変化していきます。1年、2年と経過しますと壜熟成の特徴が顕著にみられるようになりますが、出来れば3年以上は静かに寝かせて熟成させます。すると高品質のワインへと成長していきます。熟成の年数を重ねることにより、色、香り、味共にシャトー勝沼の歴史に残る最高級ヴィンテージになります。
日本で初めてワインが造られた土地として、また日本一のぶどうの産地としてその名を馳せる山梨県勝沼町。夏の盛りを迎える8月下旬よりワインの仕込みに入ります。2004年は雨が少なく、7月は例年にない大変な猛暑。日中は高温の日が続き、日照時間が長く、雨量が極端に少なかったことから必然的に自然の収量規制が働き、ぶどうの粒に含まれる果汁の濃度が高く(凝縮されコクがある)なり、また地中からミネラル成分を十分に吸収しています。このような結果から長期熟成させる為のあらゆる条件が備わり、1990年以来14年ぶりに最高のぶどうが収穫されました。2004年産のぶどうは十分な糖度と適度な酸味を併せ持った一品。ヴィンテージワインとして産声をあげました。


シャトー勝沼 2004年鳥居平倶楽部甲州