比翼仕立て(flyfront)とは

比翼仕立てとは、シャツやコート、ジャケットなどの前立てを二重にし、前ボタンやファスナーが隠れるように仕立てること。前を閉めたときに、一番上のボタンのみが見えるのが特徴。衿もとや首まわりがすっきりとし、きちんとした印象を与える。フォーマルなテイストのアイテムに多く、ステンカラーコートが代表的。英語では「フライ・フロント」という。一方和装では、衿ぐりや袖口、すそに白い布を内側に縫い付け、2枚の着物を着ているように見せる仕立て方を指す。「祝いを重ねる」という意味で仕立てられるもので、慶事で着用する留袖などに多く見られる。

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前が開くタイプのチュニックワンピースは、着回しの幅が広く優秀。ボタンを留めずに着れば春夏の羽織ものとして、前を閉めればレイヤードコーデのアイテムとして大活躍してくれます。ロングスカートを下に重ねると、一枚の長いワンピースのような着こなしに。薄手で軽い素材のスカートをチョイスすれば、ごわつくことなく、自然なシルエットになるのでおすすめです。
ワンピースのカラーを活かすため、足もとには肌色に馴染むブラウンのバレエシューズをチョイス。比翼仕立ての衿もとは十分すっきりと見えるデザインですが、ヘアスタイルをアップにすると、より首が長く見えるのでぜひ意識してみて。