みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.47は、みんなの優しさに包まれて新しいおうちで幸せに暮らす「小梅」ちゃんのお話です。
梅雨の切れ間に、歯医者さんまで散歩をしながら歩いて行く途中、川沿いを歩いているとどこからか鳴き声がしました。この時期に鳥かな、珍しいなぁと思ったのですが、近くの木を眺めても、鳥の姿はなし。ふと木の根元をみると、まだ目も開いていない仔猫が懸命に泣いていました。歯医者は即キャンセル。30分ほどお母さん猫を待ちましたが、来る気配は無し......。このままではカラスにやられてしまうと保護。そのまま動物病院に連れて行きました。
80gしかなく、へその緒もついたままで小さ過ぎて検査もできず、当時、縦隔型リンパ腫を患っていた先住にゃんこもいたのでパニック! 2時間おきのミルクの為、職場にこっそり連れて行っていました。
上司が笑って許してくれ、周囲に可愛がられ800gまて育ったところで、里親さんに引き取られました。
里親さん宅ではまるで赤ちゃんが来たように、家族全員からむちゃくちゃ可愛がられています。
(小梅/6ヵ月 ペンネーム: さちさん …