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こてらみやさんのいっしょに笑いたい人と過ごす時間 【Vol.3】

2022.8.10

こてらみやさんのいっしょに笑いたい人と過ごす時間 【Vol.3】

都会に暮らしながらも、自然を身近に感じる暮らしを楽しむフードコーディネイターのこてらみやさんと、編集者・ベランダ園芸家の畑山信也さんご夫婦。心地いい暮らしとについてお聞きしました。

太陽の部屋と月の部屋を行ったり来たり…… 。 このバランスがとても心地いい。

都会のビル群を抜けた先にある築50年のヴィンテージマンションに暮らす、こてらさんと畑山さん。最上階の向きが異なるふたつの部屋を「太陽の部屋」、「月の部屋」と名付けて、それらを行ったり来たりしながら日々を過ごしています。南と西にベランダを有した「太陽の部屋」は、その名の通り差し込む光と、都心とは思えないほど躍動するベランダのグリーンが印象的。対して、「月の部屋」は、ゆったりと落ち着ける休息のための部屋。「古いマンションなので、オーナーさんがお好きにどうぞと言ってくれて。賃貸でも自由度が高いのが魅力です。このふたつの部屋の存在が、一日のメリハリとなって、ステイホーム期間中でも閉塞感を感じませんでした」(畑山さん)。そんな畑山さんは、夏は朝日とともに起きて、3時間ほどかけてベランダの植物の世話をするのが日課。「私も5時くらいに起こされるんですよ。私の方が遅く寝たのに……なんて思ったりするんですけどね。最近では、夕方の水やりの後に水火鉢で焼き鳥を焼いて、枝豆といっしょにビールをゴクリ。ベランダがある暮らしには、たくさんの喜びがあります」(こてらさん)。

「好き」をそこかしこに散りばめて 日常にくつろぎと笑顔のエッセンスを。

光が燦々と差し込む「太陽の部屋」に入ると、まず目に留まるのが、このページのトップの写真でも愛嬌を振りまいているおさるのぬいぐるみ。北欧雑貨店から連れてきたというリビングの主だそう。食器棚の上には、マトリョーシカが、キッチンのカゴにも愛らしいおさるさんがぶら下がり、こちらをのんびりと眺めています。「おさるが好きだとアピールしていたら、いつの間にか集まってきて。好きなものを好きと言った方がいいですよ!」(こてらさん)。

窓の外を眺めるカップルのオブジェは「今日もいい天気だね。なんて言っているのかな?なんて想像して楽しんでいます」(こてらさん)とニンマリ。こてらさんと畑山さんがモデルだという計量スプーンや、ユニークなカーレースのオブジェは、お友達のアーティストの作品だそう。「奥さんが骨董屋の娘ということもあり、夫婦そろって古いものが好き。散歩中や旅に出た時に、思わず連れて帰ってきてしまうんですよ。古いものにはストーリーがあるから、背景を聞くのも面白いですよね」(畑山さん)。一見すると、テイストはまちまちですが絶妙なバランスで作用し合いながら、骨董の静かなインテリアにポップな楽しさが味わいとなって添えられています。

ベランダがきっかけで繋がった友人の作品 「ソダス」が幸せを呼び込む。

「おふたりの作るベランダは憧れ。植物が渾然一体となって共生している素敵な空間です」(本多さん)。お互いに植物を育てるのが好きということが縁で、こてらさんと畑山さんと繋がったという本多さん。現在では、邪気を祓い幸せを招き入れると言われるリトアニアの伝統的な装飾品「ソダス」の作家として活躍中です。「駐日リトアニア大使館に勤務していた頃、エントランスに大きな鳥のソダスがあって。その造形美に惹かれたのがソダスとの出会いでした」(本多さん)。本多さんのオリジナリティー溢れる美しい作品たちが、こてらさんの味わいのあるインテリアにもなじみながら、より奥行きを感じる空間へと昇華させています。「デザインによっては、和の空間にもマッチしやすいため、床の間などに飾るのもおすすめです。私は、盛り塩の代わりのように玄関にも吊るしています」(本多さん)。ソダスの素材はライ麦という天然素材。植物が好きな本多さんは、ライ麦もご自身で育てているそう。「リトアニアはバルト三国のひとつで、長らく続いた独自の宗教観のもと、自然崇拝の文化が今も根付いている地域。そんな独自性が反映された文化のひとつがソダスで、日本の神道にも通じるフィロソフィーがあります。伝統をリスペクトしながら、私という植物好き日本人のフィルターを通した、独自のソダスを追求したいですね」(本多さん)。ソダスが風に揺れるたびに、友人を思う。そんな関係も素敵でした。

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