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私を笑顔にする魔法!| 魔法部スペシャル座談会 【1/5】

2022.8.10

私を笑顔にする魔法!| 魔法部スペシャル座談会 【1/5】

毎日を笑顔で過ごすために、いまいちど「好き」のもたらすポジティブパワーについて考えたい! そんな思いから実現した、フェリシモ魔法部の特別企画。大人になっても堂々と「好きなもの」を「好き」だと言い続ける意義って? 「好き」と「自分らしさ」の関係とは? フリーアナウンサーの宇垣美里さん、「なかよし」編集部の図師いづみさんをゲストに迎え、笑顔あふれるスペシャルな座談会がスタートしました!

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宇垣美里さん

2014年4月にTBSに入社。アナウンサーとして数々の人気番組に出演。
2019年3月にTBSを退社後、オスカープロモーションに所属。
現在はフリーアナウンサーとして、テレビ、ラジオ、雑誌、CM出演のほか、女優業や執筆活動も行うなど幅広く活躍中。
昨年12月には週刊文春でのマンガ評連載をまとめた「今日もマンガを読んでいる」を発売。

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図師さん

1996年講談社入社。現「なかよし」副編集長。ファンタジーものや魔法少女もののマンガを数多く担当。担当作品に「ヴァンパイア男子寮」「東京ミュウミュウオーレ!」「どうせ、恋してしまうんだ。」「ぴちぴちピッチaqua」など。

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前田

フェリシモのブランド「魔法部」の商品企画やプロモーションを担当。「魔法部」は、魔法使いの出てくるファンタジーや魔法少女の物語が大好きだった人に向けて、「大人になっても自分の好きな世界を愛し続けられるよ!」と提案しているブランドです。

マンガやアニメ好きを公言され、好きなものについて綴ったコラムやエッセイなどの著書も出されている宇垣美里さん。「なかよし」編集部・副編集長で、ファンタジーものや魔法少女もののマンガを数多く担当されてきた図師いづみさん。そしてホストの魔法部・前田。3人の共通点は、ズバリ「マンガ好き」! ファンタジックで彩りあふれるお茶会に集って、和やかにトークがスタートしました。

前田 前田

今回お二人にお越しいただいたのは、「魔法部」のルーツの一つである「ファンタジー要素のある少女マンガ」に関わりが深い、というのが大きな理由です。お二人のお好きな作品について、またその「好き」がご自身のアイデンティティに与えている影響などについてもお聞きできればうれしいです。

前田 前田

宇垣さんは、フリーアナウンサーとして、タレントとして、テレビやラジオで幅広くご活躍中ですが、それと同時に、昨年は愛するマンガを紹介するコラム集『今日もマンガを読んでいる』を発売されるなど、マンガ好きとしてもいろいろなメディアでご発言なさっていますよね。
図師さんは現在 「なかよし」で副編集長をされていますが、具体的にはどのようなお仕事をされているのでしょうか?

図師さん 図師さん

副編集長としての業務もありますが、基本的には他の編集部員と同様に、作家さんと一緒にマンガを作る作業をずっと行なっています。
過去の作品の新装版出版としては、安野モヨコ先生の「シュガシュガルーン」、花森ぴんく先生と横手美智子先生の「ぴちぴちピッチ」を編集させていただきました。
現在は、「ヴァンパイア男子寮(遠山えま)」「東京ミュウミュウオーレ!(青月まどか)」「どうせ、恋してしまうんだ。(満井春香)」それから「ぴちぴちピッチ」の新章である「ぴちぴちピッチaqua(花森ぴんく)」の担当をしています。

宇垣さん 宇垣さん

そんなにたくさんのマンガの担当をお一人で!?

図師さん 図師さん

「なかよし」編集部では、だいたいひとりで複数作品の担当を兼ねています。デジタル部門での作品も含めると、かなりたくさんのマンガ家さんを担当していることになりますね。

宇垣さん 宇垣さん

そんな編集者のみなさまのお仕事のおかげで、私がこうしてマンガが読めているのだと思うと、本当にありがたいですね……。

前田 前田

今回は、大人になっても堂々と好きなものを好きだと言い続けることの大切さについてもお聞きしたいのですが、私や宇垣さん、その前後の世代の女性たちの「好き」の共通点を探っていくと、「なかよし」の中に描かれてきたような、魔法やファンタジー、そして恋や友情の世界があるのではないかと思うんです。
宇垣さんは、ご自身の書籍『今日もマンガを読んでいる』で、「なかよし」で連載されていたCLAMP先生の「カードキャプターさくら」を自己紹介代わりの一冊だと語られていましたよね。「なかよし」の思い出についてお聞かせいただけますか?

宇垣さん 宇垣さん

「なかよし」は小さいころからずっと読んでいました! 当時は使えるお小遣いも限られていたので、より多くのマンガを読むために、友だちや妹と分担制度があって(笑)。友だちが「なかよし」、妹が「ちゃお」、私が「りぼん」を一冊ずつ買って、3人でまわし読みするという。「カードキャプターさくら」、立川恵先生の「怪盗セイント・テール」、川村美香先生の「だぁ!だぁ!だぁ!」、フクシマ ハルカ先生の「おとなにナッツ」など、夢中で読んでいましたね。

図師さん 図師さん

私、当時「おとなにナッツ」の担当もしていました!すごくうれしいお言葉です…。

宇垣さん 宇垣さん

わぁ、そうなんですね!「おとなにナッツ」は、主人公の女の子が大人の女性に変身する物語なのですが、それがとてもかっこよくて…!いつか自分もあんな女性になれたらいいなぁって、あこがれながら読んでいました。

図師さん 図師さん

宇垣さんといえば「カードキャプターさくら」というほど、いろいろなところで話題にしてくださって、それも本当にうれしく思っています。

宇垣さん 宇垣さん

「カードキャプターさくら」を初めて知ったのはアニメなのですが、マンガを読んでみたら、お話がおもしろいのはもちろん、絵がびっくりするほど美しくて、感動して。それからはむさぼるように何度も読みました。小学生のころから、さくらちゃんと一緒に成長してきたような感覚がありますね。

前田 前田

図師さんと「なかよし」の出会いはいつだったのでしょうか?

図師さん 図師さん

私が小学校の低学年だったころは、空前の「キャンディ♡キャンディ(原作:水木杏子、いがらしゆみこ)」ブームだったんです。子どもはもちろん、私の母も夢中で、いつも母が「なかよし」を買ってきては、私より先に「キャンディ♡キャンディ」を読んでいました(笑)。今思えば、女性のドラマとしてとても良くできたストーリーだし、世代を超えて読者の心をつかんでいた、ものすごい作品だったんだなあ…と、一編集者として尊敬の念にたえません。

それから約20年後に講談社に入社し、「なかよし」編集部に配属になりました。当時はまさに「なかよし」が200万部近くの部数を誇っていた時期で、武内直子先生の「美少女戦士セーラームーン」「怪盗セイント・テール」「カードキャプターさくら」などが大人気で。ファンタジーの世界で活躍する、強くて元気なヒロインが多いんだなぁと驚きました。

宇垣さん 宇垣さん

「美少女戦士セーラームーン」のうさぎちゃんも、「カードキャプターさくら」のさくらちゃんも、みんな戦ってましたよね。

図師さん 図師さん

そうなんです。強くて自立した女の子がたくさんいて。しかもみんなかわいく戦うんですよね。ファッションもすごくおしゃれだし。

宇垣さん 宇垣さん

その「強い女の子たちが戦う物語」という流れは、編集部で作っていったものなんですか?

図師さん 図師さん

意識していた部分もあったかもしれませんが、一概にはそうはいえなくて、いろんな要素が絡み合っていたんだと思います。それまでの「なかよし」はファンタジーものは少なくて、少女が運命に翻弄される…というようなストーリーが多かったように思うのですが、90年代からは、自立心旺盛で、女性としても充実していて、恋も夢も自分でつかむんだ…!という感じの、主体的な主人公が増えてきました。「美少女戦士セーラームーン」の武内直子先生の登場は、とても象徴的でしたね。
女性が社会に進出しだした社会的背景もあるし、当時の先生方に共通する意識もきっとあって、自然にできてきた流れなのではと思います。

宇垣さん 宇垣さん

確かに、「きれいにして待っていたら素敵な男の子が助けに来てくれるよ」じゃなくて、「いや、おしゃれもするけど、自分で戦うし!」という感じですよね。「女の子が戦ってもいいんだよ。友だちも、好きな人も、自分で守っていいんだよ」ということを「なかよし」が教えてくれた。だけど、当時の社会の風潮を考えると、その感覚ってかなり早かったですよね。

図師さん 図師さん

そうですね、他のメディアに比べても、「なかよし」はかなり進んでたのではないかと思います。

前田 前田

私たちの世代は、そういう「仕事も恋も、全部手に入れたい!」という感覚が自然にインストールされていると思うのですが、それは「なかよし」のマンガを読んで育ってきたからかもしれませんね。

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みんなの感想みんなの感想

  • 1. しんさん 2023年04月13日 10:46

    あんまり面白くなかった。
    もうすこし、踏み込んだ話が
    聞きたかった

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