こんにちは、日本職人プロジェクトリーダーの山猫です。
今回ご紹介するのは、チョコレートバイヤーとして20年以上活躍するみりさんと一緒につくった新作鞄です。
チョコレートバイヤーみりさんは、チョコレートバイヤー歴20年以上、「チョコで世界中を笑顔にしたい」と毎年現地に足を運び、数々のレアチョコを発掘しています。
みりさんとの鞄づくりの物語は、会社(フェリシモ)でみりさんと私山猫の席がお隣さんになったところから始まります(たまにレイアウト変更があって席替えするんです)。みりさんとは、面識はあるけど一緒にお仕事をする機会がなかったのですが、隣の席になってからは気軽にお話するようになりました。山猫の担当する鞄などのサンプルができあがるたびに「これ、どう思います〜?」と一緒に商品のサンプルチェックすることも。
みりさんは革製品も鞄も本当に好きなので知識も豊富。彼女が鞄を企画したら絶対によい物が生まれるはず、いつか一緒に理想の鞄をつくってみたいな~と思っていました。そんな矢先に、みりさんから「山猫くん、実は私……、作ってもらいたい鞄があんねん。よかったら作って!」とひとこと。以心伝心で驚きました(笑)
今思うと、ソーシャルディスタンスの時代だったら、この鞄は生まれてなかったかもしれません。それはともかく、隣の席のみりさんとの鞄づくりがスタートして、2009年に最初のモデル「バイヤーのお仕事鞄(初代モデル)」が誕生しました。
みりさんとのコラボということで、2012年に始まった「チョコレート型押し」のシリーズは今でも大人気。まるで板チョコそのもののような本革長財布は、デビュー当時に生産が追いつかないほど注文が爆発して、ご予約いただいても一部の方にはお届けできない事態になるほどでした。(残念な思いをさせてしまった方、その時は申し訳ありませんでした)
そんなチョコレート型押しシリーズに新たに加わったのが、初登場の「本革遣いのタウンリュック」です。ジャーン!
このリュックは、いままでの鞄づくりの始まり方とは違い、お客さまからのリクエストがきっかけでした。最近では全国各地でセミナーを開催しているみりさん。その会場で、お客さまから直接リクエストをいただいたそうです。
チョコレート好きの方からのリクエストならば、たっぷりのチョコレート愛でお返ししなければ!と、まるで板チョコを背負っているようなデザインに。さらに、みりさんも「私も使いたいから!」と、得意の実用性をプラス。
充実のポケットや、まち幅を調節できるスナップボタンなど、細やかな工夫がいっぱい。
サイドポケットにはミニサイズのペットボトルを入れてもOK。
またひとつ、誰かひとりの「欲しい!」を形にして、ここ以外どこを探してもないスペシャルな鞄を完成させることができました。チョコレートラバーたちの定番リュックになればうれしいなあ、と思っています。