日本職人プロジェクトは、誰かの「好き」「欲しい」に寄り添い、
物語から生まれるモノづくりを大切にしています。
シーズンキーワードは「沁みる」と「馴染む」。
美しいもの、とがったもの、存在感のあるものなど、
自分の心に響くものを見つけてみませんか?
心に沁みる愛おしいものが、いつしか暮らしに馴染んでいく、
そんな秋を楽しんでください。
ファッションスタイリスト・村上きわこさんが提案してくれたのは、ぱっくり開く口金が特徴のバッグ。モノとして置いたときの美しさと、人が持ったときの美しさ、両方にこだわるのが村上さん。持ち手の長さやサイズ感、素材の質感、内生地の色まで、おしゃべりする感覚で打ち合わせを重ねました。愛嬌のあるフォルムと特徴的な口金が印象的なバッグは、まさに今までにないアイテム。またひとつ新しい名品が生まれました。
「溜塗(ためぬり)」という技法で、文字盤に美しい世界を閉じ込める時計工房の牛島孝さん。今回は大きめのスクエアな文字盤に、鉱石のマラカイトのような深い緑色を表現してもらいました(A)。絵の具の濃淡で描き出すその色は、森の奥にある、緑を映した泉のよう。誰も立ち入ることのできない、聖域のように静かな水面を思わせます。そのイメージに合わせて、ベルトはナチュラルなブラウンをセレクト。スクエアの文字盤と幅広のベルトは、バングルのような存在感で手もとを彩ります。肌になじみつつも発光するように輝くグリーンは、ハッと息をのむほどの美しさ。ジュエリーのような感覚で身に着けられる時計です。
「岩絵具」という日本の伝統的な絵具を文字盤に使用した腕時計(B)と、「溜塗(ためぬり)」で仕上げた腕時計(C・D)。そして、文字盤全面に金箔を使用してまばゆく品のある輝きに仕上げた時計(E)。監修は日本画家でもあるアートディレクターの牛島孝さん。美しさに惹かれる文字盤は、時間を見るたびふわっと幸せな気持ちにしてくれます。
イギリスのヴィクトリア朝時代の靴をモチーフにした凝った作りのこのブーツ(H)を、神戸・長田の靴職人の前城勝さんが見事に形にしてくれました。 その見た目とはうらはらに、甲高・幅広の足も包み込むやわらかな履き心地がさらに心を虜にします。ピッグスエード素材に金色の飾りボタンをあしらった上品な佇まいは、心静かに過ごしたくなる秋の気分にぴったり。公園、カフェ、美術館など、お出かけを素敵に彩ります。
長田の本革靴シリーズは、すべて日本製の本革を使い、品質を重視しています。革靴の見た目でスニーカーのような履き心地。「きゅうくつ、疲れる、履きにくい」そんな革靴のストレスを解消するため、職人さんと試行錯誤を重ねてきた靴は、どれも革靴とは思えないフィット感で、足を入れた瞬間にきっと驚きます。日本製の革靴の魅力を、心地よく楽しんでください。
いつも革鞄を愛用しているプランナー山猫が、たまには革以外の鞄を……と、播州織の老舗企業が展開するテキスタイルブランド〈POLS〉に「革鞄と同等の愛着と品質を体感できる鞄」をオーダーしました。上がってきたのは、新作デザイン「EN(エン)」のバッグ。人や物との縁をイメージしたテキスタイルデザインです。肩にかけた瞬間、ファッションの一部になって、持つというより着る感覚。さすがは海外のハイブランドも手掛ける〈POLS〉、プロダクトデザイナーの丸山洵平さんとジャカード織職人の遠藤由貴さんのおかげで、革に負けない存在感の鞄ができました。
革本来の持ち味を生かしたバッグは、鞄作家の岡政孝さんが自分用に作った私物の鞄がベース。図面も引かずにパパッと作ったシンプルな美しさが評判を呼び、黒色の初代モデルが大ヒットしました。2代目となるこのバッグは、磨き込まれたマホガニーのようなブラウンの革を別注。ナチュラルな装いにも似合う、上品な色味に仕上げています。裏地はあえて貼らず、しっかり厚みのある革の風合いを生かしました。
上でご紹介している「フォートバッグ」と同じ素材を使った、フラップが印象的なお財布。一見お財布っぽくない、ペンケースやポーチのような雰囲気が新鮮です。分厚くてどっさり入るお財布に比べて、気軽に持てる雑貨っぽさが今の気分にぴったり。手になじむスマートなフォルムながら、お札、カード、小銭などをほどよく収納できます。フラップを開けると前に大きく開くから、中身も見やすく出し入れもスムーズ。かわいいだけでなく、機能的にも優秀です。気軽に使えるカジュアルさと、大人に似合う上質感をあわせ持っているのが魅力です。
ダレスバッグは、日本職人プロジェクトの原点ともいえるアイテム。プランナー山猫の父のダレスバッグをイメージソースに本革遣いで再現したのが始まりで、これまでたくさんのモデルを発売してきました。初代から17年が経ち、「“今”欲しいダレスバッグってなんだろう」と改めて思考した山猫。そしてたどりついた答えが、ミドルサイズのダレスバッグでした。持ち物が以前より少なくコンパクトになっていることから、小さめサイズに設計。電車で座ったときの膝の上や、自転車のかごにも収まる大きさにしています。日常のお供に、気軽にどんどん使ってください。
プロダクトデザイナーの福井俊男さんが「自分が使うなら」と作ったこの鞄は、さまざまなカラーモデルを発売しつつ10年になるロングセラー。たくさんの荷物をスマートに運べるところが支持され、フェリシモスタッフにも愛用者がたくさんいます。やさしい色味のおかげでビッグサイズでも威圧感なく、着こなしにすんなり溶け込みます。しっかり丈夫な革で作っているから長く使えて、しかも使い込むほどいい表情に。
神戸・長田で靴メーカーを営む岡実さんと作った、ポストマンシューズ。郵便配達員のための歩きやすく丈夫な靴をベースに、日常のファッションに似合う一足を目指しました。靴職人の前城勝さんに7回も試作してもらって完成した初代の黒色のポストマンシューズは、想像以上の人気アイテムに。茶色も欲しい! という声をたくさんいただいたので、今回ツヤのある美しいブラウンも作りました。「シンプルなのにおしゃれ」というむずかしいお題をクリアして、どこから見てもパーフェクトなフォルム。履くだけで、どんな着こなしも格上げしてくれる万能シューズです。
なんでも入る帆布トートバッグをふだん使いしていたプランナーMOE。この使い勝手のよさを、本革で再現してみたら? と考えました。広めの底まちでしっかり容量がありながら、内生地を貼らない一枚仕立てで軽やかに。トートバッグの気軽さは残しつつ、本革の上質感で大人っぽく仕上げました。鮮やかなルージュ色はモノトーンコーデの紅一点に、カジュアルにもきれいめにも、意外なほど使えます。持つだけでパリジェンヌっぽい、肩の力が抜けたおしゃれ感を演出してくれます。
「お気に入りのウールコートに合わせる、上品な斜め掛けバッグが欲しい」とプランナーMOEが企画。厚手のコートでも使いやすい斜め掛けバッグですが、カジュアルなものが多く、きれいめコートには合わせにくいのが難点。そこで、ハンドバッグ職人の鞄工房に依頼して、かっちりフォルムの斜め掛けバッグを作ってもらうことにしました。ダークな色が多いコートに映えるよう、雪のような白色を選びました。コートで洋服がすっぽり隠れてしまう季節は、華やかなバッグの出番! いろいろなコートに合わせて、秋冬のおしゃれを楽しんでください。
約10年前に誕生したブリーフバッグは、ちょっとおじさんぽいデザインが特徴。日本職人プロジェクトリーダー・山猫の父が昔使っていた、昭和のお仕事鞄がお手本です。今回は、絞り加工をほどこした鮮やかなターコイズグリーン色が登場。シンプルなデザインと、表情のある革の組み合わせが絶妙です。もうひとつはプランナーMOEいち推しのキャメル色。深みがあって上品な色味に仕上がっています。色で印象は大きく変わりますが、どちらも使いやすさは間違いなし。仕事や習い事の頼れるパートナーになってくれます。
新しい財布について鞄デザイナーの小林弓子さんと打ち合わせしながら、山猫が思い出したのは社内打ち合わせの時の誰かの言葉。「開け閉めしやすくて、開けた瞬間中身がほぼ全部見えて、お札は折らずに、カードはそこそこ入る、重くない財布がいい」。この難しいリクエストに応えようと作ったのが、スリムなギャルソン財布。L字のファスナーを開けると、がばっと大きく開く箱型の小銭入れが起き上がる仕様。試行錯誤してようやく完成にたどり着きました。ワンアクションで全ての機能が使える、これまでにないお財布になっています。
まだ見ぬチョコレートを求め、世界中を旅するバイヤー・みりさん。これまで、旅上手なみりさんのアイデアを生かした鞄をたくさん作ってきました。ただ現在は、コロナ禍でチョコの旅はお休み。お弁当を作ったり、通勤時間を大切に思うようになったみりさんと、今のお仕事スタイルに合う鞄を作ることにしました。「日本で使うなら、上が開いていて中身が出し入れしやすいものがいい。たくさんのチョコを入れるからまち幅もしっかり、スマホ用に両サイドに大きめの外ポケットもお願い!」。そんなリクエストにこたえて、新しい日常を前向きに楽しむバッグができました。
日本職人プロジェクト|職人本革のスリムギャルソン財布〈ガーネット〉日本職人プロジェクト|職人本革のスリムギャルソン財布〈ガーネット〉
職人本革のスリムギャルソン財布〈ガーネット〉
1個
¥21,780
日本職人プロジェクト|福岡の鞄作家フラップ長財布〈ウッドブラウン〉日本職人プロジェクト|福岡の鞄作家フラップ長財布〈ウッドブラウン〉
福岡の鞄作家フラップ長財布〈ウッドブラウン〉
1個
¥13,200
日本職人プロジェクト|福岡の鞄作家フォートバッグ〈ウッドブラウン〉日本職人プロジェクト|福岡の鞄作家フォートバッグ〈ウッドブラウン〉
福岡の鞄作家フォートバッグ〈ウッドブラウン〉
1個
¥37,950
日本職人プロジェクト|職人本革のワークショップボックス〈キャメル〉日本職人プロジェクト|職人本革のワークショップボックス〈キャメル〉
職人本革のワークショップボックス〈キャメル〉
1個
¥10,780