-ことば部の本棚-
私の孤独な日曜日

一人で過ごす休日が好きだ。

友達がいないわけではない。

誰かと過ごす休日も楽しい。

でもそれと同じくらい一人で過ごす休日は私にとって生活する上で必要不可欠だ。

昔はそんな自分が寂しいやつだな、なんて悩んだ時期もあった。

でも、「私の孤独な日曜日」の中にあるさまざまな人々の休日の過ごし方や孤独観に触れることで自分だけじゃなかったんだと思えた。

この本は、職業も年齢もさまざまな人が映えないけど愛しい孤独な日曜日の過ごし方について綴ったエッセイ集だ。

本の中の「俺にとっての休日とは、重ね着しすぎた嘘の衣を脱ぎ捨てて、何者でもない自分になれる日。全てを逃避してただ一人塞ぎ込む日。」という部分が私の気持ちと重なった。

社会生活の中では、多かれ少なかれ自分を繕ったり、よく見せようとしたりして「演じる」部分があると思う。それを繰り返していると本来の自分の輪郭がどんどんぼやけて迷子になる時がある。

そんな時はただ一人、部屋で過ごして「本当」の気持ちと素直に向き合う時間を取る。眠い時に寝て、食べたい時に食べたいものを食べる。好きなドラマを見て、お気に入りの本を読む。できるだけ予定表は作らず心の赴くままに過ごす。

そうしていると本当の自分を取り戻したような、調整できたような感覚になる。「また明日からうまくやれそう。」そんな気がしてくる。

私のように孤独な日曜日を愛する人は、どこかうっすらと寂しさとあたたかさを纏ったエッセイたちが心地よいはずだ。

text&photo:たっきー(フェリシモことば部)


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