『おそろい短歌賞』
佳作受賞短歌発表
今年は550名の方から合計1369首 ご応募いただきました!
そのうち 27首が佳作に選ばれました。
改めて今回はたくさんの素敵な歌をお寄せいただきありがとうございました。
<佳作>27名
おそろいの口癖になっていく日々の「そういえば」って話しの続き
名前:平野雄一
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姉の名を覚えた幼い弟がぱぱこ、ままこと父母を指さす
名前:菜々瀬ふく
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窓側をいつもゆずってくれるからうすーく座れるようになりたい
名前:早坂つぐみ
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おそろいのリップを塗ったイエベとかブルベの境のないワンルーム
名前:殿内 佳丸
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羽の部首は羽のようにふたりきり木陰のなかで風を見ていた
名前:長尾桃子
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歯ブラシがぼさぼさの犬みたくなる母もわたしも歳を重ねる
名前:ちーちゃん
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宇宙には私に似てる人もいて星を眺めてふやけてるだろ
名前:一羽すずめ
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なんとなくぼくのドッペルゲンガーも鮭を皮から食べると思う
名前:結城熊雄
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ミリ/マイクロ/ナノ/ピコ ここまで逃げて来て僕たちやっと同じ生き物
名前:たかはしイチコ
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耳たぶに穴を開け合うようにして互いの口にパフェを詰め込む
名前:圓山達也
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左利き同士だと肘、当たらんね ね カウンターに脚を揺らして
名前:牧角うら
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生きているみたいにかわいい猫のこと自慢の写真を見せあいながら
名前:栗原さくら
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これからも創造性で生きてくと決めたウチらの乾杯の音
名前:にわ
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いつまでもふたり独身だったならメゾンこだまを経営しよう
名前:崎本ミナト
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ふたごからおさがりがきてみずいろとピンクの人生を生きられた
名前:倉橋糸
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二人して酸っぱいグミを噛みながら綺麗というにはきたない月だ
名前:村川愉季
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すいませんこれから僕が話すことに一緒にうんざりしてほしいです
名前:タカノリ・タカノ
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注連縄をちゅうれんじょうと読むミスをふたりはさいしょっから持っていた
名前:やまぐちわたる
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ひとりでも寝られるようになった子とおんなじかたちの父とぶちねこ
名前:森岡さや
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CMの女優と同じ位置にあるほくろを初めて撫でてみる指
名前:佐奈佳架
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おんなじ日、おんなじ場所で、空を買う。おそろいの色、ずっと見ている。
名前:山根正大
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有線で流れた曲を誦じて忘れるまでのふたりの家路
名前:村田真央
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寄り添ってずずずと啜るチリトマト 生まれて初めて夜があかるい
名前: 熊谷 友里
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Tシャツがおそろいの人が5人いるドームまで2回乗り換えるのに
名前: 青野 朔
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ふたりしてすこしいやしい お土産の橙を皮まではめ込んで
名前: えぬしげ
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ペアでこそみたいなキーホルダーつけてわかりやすくてわかりやすいね
名前:へそごま
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ふたり分茹でるパスタの難しさいつまで聞かせてくれるんだろう
名前:さとうきいろ
岡野大嗣さん

1980年、大阪府生まれ。歌人。単著に『うたたねの地図 百年の夏休み』『うれしい近況』『音楽』『たやすみなさい』『サイレンと犀』、共著に『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』『今日は誰にも愛されたかった』『あなたに犬がそばにいた夏』。がんサバイバー当事者による、闘病の不安に寄り添う短歌集『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』を監修。連載にmeets regional「レッツ短歌!」。2023年度 NHK Eテレ「NHK短歌」選者。
X:(@kanatsumu)> https://x.com/kanatsumu
おそろい短歌賞とは?
11月11日は「おそろいの日」。
フェリシモが制定し、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録もされた、このあたらしい記念日に合わせて、フェリシモことば部が開催した短歌コンテストです。
くわしくは募集時の記事をご覧ください!