風合いのいいデニム生地を使って、ユーズド加工も贅沢にほどこした、「贅沢ジーンズ」をこの夏も作っちゃいました。今回は夏ということで、横糸に麻混糸を使った綿麻デニムをチョイス。きれいな縦落ち感が出るように、太さが均一でないムラ感のあるインディゴ糸を経糸に使い、横糸には6番手の綿麻混紡糸を使っています。綿と麻の収縮率の違いが、表面の風合いに深みを出してくれます。ブリーチ加工でしっかりと色を落としていますが、均一に落とすのではなく、なるべくアタリがしっかり出るように濃淡差を残してもらうようにお願いしました。これがなかなかむずかしいのですが、おかげでこなれた味わいのあるジーンズになりました。ほかにも、部分的に手作業でサンドペーパーをかけるシェービングやブラストスプレー、ブルーの色合いを落ち着かせるためにオーバーダイをかけて、ヴィンテージ感のあるこなれた風合いのジーンズに仕上げています。シルエットはややハイウエスト気味にしてはきごこちのよさを出し、すそに向かって少しテーパードさせました。丈は少し短めにして夏らしい抜け感を作っています。ロールアップしても似合いそう。後ろポケットには『S』を形どった飾りステッチを入れました。