「お買い物をすることが、誰かの支援につながる」
そんな想いを込めたフェリシモの「GO! PEACE! 基金付きお買い物券」。
このお買い物券をご購入いただき、iPS細胞研究応援基金コースを支援先として選んでくださった方々の中から抽選で選ばれた28名の方々を、京都大学iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)にお迎えし、特別な体験会を開催いたしました。

今回の体験会では、iPS細胞研究の最前線についてご説明いただき、普段は入ることのできないiPS細胞研究所(CiRA=サイラ)の内部を直接ご案内いただくという、大変貴重な機会となりました。
東は青森、西は熊本まで、全国からお集まりいただいた皆様と共に過ごした、発見に満ちた一日の様子を、スタッフの川内がレポートいたします!

京都大学iPS細胞研究所
ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が発見したiPS細胞に関する研究を行うため、2010年に京都大学の附置研究所として設立。
iPS細胞作製技術を用いて、病気やケガによって失われてしまった機能を回復させることを目的とした再生医療や、患者の細胞から作ったiPS細胞由来の細胞を用いて体の外で病態を再現し、難病の治療薬を探索する研究を行っている。
3月28日、体験会当日。
不安定だった雨も上がり、気温も穏やかな絶好の日和となりました。
京都大学の周辺では、満開の桜が。「良き日に春がやってきた」まさにそんな言葉がぴったりの、清々しい朝を迎えました。

集合時間となり、参加者のみなさまに受付を済ませていただくと、iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)の説明パンフレットと共に、ささやかではありますが、日頃のご支援への感謝の気持ちを込めたフェリシモからのプレゼントをお渡しさせていただきました。
特別講義と研究室紹介
体験会は、iPS細胞研究所所長補佐の小山さまによる特別講義から始まりました。
スクリーンに映し出された資料と共に、iPS細胞の医療応用や再生医療の現状、そして今後の展望について、ご説明いただきます。
講義の中では、iPS細胞の名前の由来に関する興味深いエピソードもご紹介いただきました。
「iPS細胞の iPSとは、induced pluripotent stem cellの略ですが、最初の「i」が小文字なのは、ユニークな名前の方が定着するのではないかという理由です」とのこと。
何気ないネーミングにも、研究者の方々の遊び心と、世の中に広めたいという想いが込められています。

iPS細胞研究支援基金について
ここで、iPS細胞研究支援基金について改めてご紹介がありました。
この基金は、皆様からの温かいご支援によって、以下の目的のために活用されています。
①医療応用や革新的研究の支援
②優秀な研究者・研究支援者の確保
③知的財産(特許)の確保と維持
④研究支援体制、研究環境改善の取り組み、情報発信、普及活動
みなさまのご支援が、未来の医療の発展を力強く後押ししていることを、改めて実感いたしました。
参加者の方からの質疑応答
講義の後は、参加者のみなさまからの質問にお答えいただく質疑応答の時間が設けられました。専門的な内容から、素朴な疑問まで、様々な質問が飛び交う中で、特に印象的だった回答をご紹介します。
Q.iPS細胞はなんで臓器になるのですか?
A.遺伝子の中のどの部分を使って臓器にあてるのか、今は細胞しか作れていないので、こうすればこうなるのはわかっているけど、何故そうなるのかがわかっていないということが沢山あります。できることと、どうしてできるかは別なんです。
結果として目の前で起こっていることの理由が、まだ解明されていないことがあるという事実に、レポート担当も生命の不思議、奥深さを改めて感じ非常に興味深かったです…!
研究所内部へ!最先端の研究に触れる
質疑応答の後はいよいよメインイベント! 4つのグループに分かれて研究所内の見学へ。
エントランスを入ってすぐの場所には、寄付者全員のネームプレートが。フェリシモの名前が記されたプレートも設置されていました。



1階の展示コーナーには、世界で初めてiPS細胞が生み出された培養器や、研究室で実際に使用されている実験器具などが展示されており、インフォメーションボードではCiRAの活動に関する様々な情報を知ることができます。





いよいよ立ち入り禁止区域へ!
ここから先は、残念ながら写真撮影はNGなため、
みなさまに雰囲気だけでもお伝えできるよう、レポートいたします。
厳重にロックされた扉を抜け、エレベーターで上階へ。
研究室は、研究者同士の交流がしやすいように設計されたオープンラボとなっており、
その中心にはシンボリックな螺旋階段が設置されています。
驚いたことに、フロアのトイレのマークや研究所内のフォントは、グリコのロゴマークなどをデザインされた奥村昭夫さんによるものだそうです。
洗練されたデザインが、研究所全体の先進的な雰囲気を高めているように感じました。
廊下の奥には、白衣に身を包んだ研究生の方々が、真剣な眼差しで実験に取り組んでいらっしゃる様子が遠目に伺えました。
研究室は24時間出入り自由とのこと。
昼夜を問わず、研究に情熱を注ぐ方々の存在を間近に感じます。
廊下の壁には、多くの研究者のプロフィールと、心に響くモットーが掲げられていました。
その中でも、山中伸弥教授の「生命現象を楽しむ」という言葉は、研究の根源にある好奇心と探究心を象徴しているように感じられました。
また、とある研究室の前で見つけた「後でやろうと思うな補充と発注」という手書きの張り紙は、研究室の日常を垣間見せるユーモアがあり、レポート担当川内の心に深く刻まれました…。
さらに奥へと進むと、一台なんと1億円もするという遺伝子解析機械(イルミナ)が、3台設置されていました。
最後に・・・
貴重な研究フロアを見学させていただいた後は、参加者全員で記念撮影を行いました。
今回の特別体験会を通して、iPS細胞研究の最前線に触れ、研究者の方々の情熱を肌で感じることができました。
そして、みなさまからの温かいご支援が、未来の医療の発展に繋がっていることを改めて実感いたしました。
フェリシモのウェブサイトでは、iPS細胞研究支援基金へのご支援の方法や、iPS細胞に関する詳しい情報をご覧いただけます。
ぜひ一度、覗いてみてください。
今回特別体験会にご参加いただいたみなさま、そして日頃からフェリシモメリーを使ってご支援いただいているみなさま、「GO! PEACE! 基金付きお買い物券」を通じてご支援くださったみなさまに、心より感謝申し上げます。
これからもフェリシモは、みなさまと共により良い未来を創造できるよう、様々な活動に取り組んでまいります。

特別体験会にご参加いただいたみなさま

iPS細胞研究所スタッフのみなさま
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