部屋ごもりを楽しむ~壁を飾る

あの人の素敵暮らしを拝見 2019.11.13

こんにちは、暮らしの装飾家のミスミノリコです。
今日は部屋の壁を飾るお話です。

壁を飾るのには季節は問いませんが、お店より後回しのぼんやりした我が家に、フォーカスポイントを作りたくて壁をフレームで飾ることにしました。

フォーカスポイントとは、その空間の中で自然と目を引くような一角のことです。
玄関に入った時や椅子に腰掛けた時に見える場所。
そこを効果的に飾っておけばなんとなくキマってみえるような場所です。

オブジェなどあえて額装されたもの以外で壁を飾ることが好きでしたが、今回はかちっと飾りたい気分。
引っ越し後、重ねて置いたままになっていた版画や写真などの額装がずっと気になっていました。

リビング

引っ越してすぐ、リビングの壁にウォールクロックを新調しました。
実は今まで気に入ったウォールクロックに出会えず、時計は小さなものしかありませんでした。
お取引先のインテリアショップで素敵な時計を見つけ、やっと我が家にウォールクロックが登場。
でももう少しここを飾りたかった。

もともと写真や版画が好きで、家に飾るために購入したものなどがいくつもありました。
その中から版画2枚、写真1枚はお店に。
残りの写真1枚、版画3枚、切り絵1枚。
どんな風に飾ろうかなといつも思っていました。

来客を機に、リビングの時計回りに3つの額を配して広い面でディスプレイ。
時計を見るたびに目に入るお気にりの作品たち。この壁を見るのが好きになりました。

ピンクの写真はフォトグラファーの萬田康文さんの作品です。
天地を返しても飾ることができる作品なので、たまに向きを変えて楽しんでいます。

玄関

こちらは秋田の版画家池田修三さんのもの。こちらは玄関に。
修三さんの展示会の会場デザインを担当したこともありますが、少し憂いのある表情が東北らしく、とても好きな版画家さんです。
帰宅するとこの版画が迎えてくれます。前のお家でも玄関に飾っていたお気に入り。

ふだんの暮らしで写真や版画を購入する、という機会があまりない方もいらっしゃるかもしれません。
でも、次の機会に、もし何か1つ気に入ったものを見つけたら飾ってみると部屋が見違えます。
小さなものでも良いのです。
インテリアショップで売っている額装されたポスターなら間違いなく部屋がキマるでしょう。
もっと気軽に好きなポストカードから始めても。ポストカードを額装してみてください。見違えます。

“額で装う”効果

これは私の版画です。
ずっと銅版画にあこがれ続けて体験工房で初めて作った靴下の版画。
まったくの素人の作品ですが、これも額装するとなんだかいいな……って思ったりして・笑 

普段SNSで挙げている写真も少し大きくプリントアウトして額装してもなかなか良いかもしれません。
自分のお部屋だもの、少し勘違いするくらいが楽しいと思います。

海外のインテリアなどではたくさんの額をずらっとセンス良く壁一面に飾っている写真をよく見かけます。
ほんの一部分の壁でも試してみるといい発見があるかもしれません。

何より、お気に入りをいつも目で楽しめるのは自分にとってもいいことです。

お子さんのいる方は、お子さんの絵を額装するのもいいと思います。
可能なら少しトリミングするとアート作品みたいなハッとする出来栄えになるかもしれません。(ブーイングに注意!)

以前遊びに行った北欧の友人宅ではこんな風に子供の絵や友人が製作したオブジェを額装と合わせてインテリアに取り入れていました。
このセンスはさすがだなあと思いました。

寒い季節ほど、インテリアを楽しむ。移住してきてそういう気持ちがより芽生えました。
しかし今から寒くて真冬はどうなるのかしら……ちょっと不安です。

次回はかごのお話をしたいなと思います。

Profile

季節の「暮らしびと」

ミスミノリコさん

ミスミノリコさん

ディスプレイデザイナー/暮らしの装飾家
店舗のディスプレイや雑誌、書籍のスタイリングなどで幅広く活躍する一方でふだんの暮らしに取り入れられる、デコレーションアイデアや手作りの楽しさを発信している。著書として『繕う暮らし』『小さな暮らしのおすそわけ』『繕う愉しみ』(主婦と生活社)がある。また、ダーニングマッシュルームをはじめとした繕いワークショップも各地で開催している。

※「暮らしのBlog」にて内容ご覧ください。