愛する玉子焼き器

あの人の素敵暮らしを拝見 2020.07.15

こんにちは、料理創作ユニットGomaの中村亮子です。

前にも料理道具が大好きというお話はちょっとふれましたが、
その中でも「これは一生ものだぞ」という道具がいくつか。

そのほとんどが手に入れるまであこがれていた道具ばかり。
中でも私が大事にしている「玉子焼き器」のお話をしたいと思います。
 

大好きな玉子焼き

もともと料理上手の叔母が作る出し巻き卵が大好きだったことから、
「いつか美味しい玉子焼きを焼けるようになる」ことが目標でした。

20才を過ぎてから、その叔母に贈ってもらったのが銅製の玉子焼き器。
もう20年ほど使っています。

叔母が持っているのが大きなサイズだったので、まねしてお寿司屋さんで使われるサイズにしたものの、
ビギナーには結構むずかしそうだったので、叔母に一緒に作ってもらい練習もさせてもらいました。
 

叔母のレシピはカツオ出汁とお酒、しょうゆ、塩、お砂糖を入れた関東風。
お砂糖の量もしっかり多めで、いわゆる甘ーい玉子焼き。小さな頃から大好きな味です。
 

焼くだけでご馳走!

大きなサイズの玉子焼きは焼くだけでもうご馳走!!
迫力があるので友人への手土産にしたりもします。
ただし、玉子を8個~10個使うのでなかなか頻繁には焼けず……、デイリー用に買ったのが真ん中のサイズ。

こちらは玉子4~5個分なので2日で食べきれるぐらいのサイズ感なのでちょうどいいのです。

しばらくこの2つのサイズを持っていたものの、ひそかにいいなぁと思っていたのは1~2個用のミニサイズ。
でも持ってるし、要らないか…..と躊躇していたら、ある年のクリスマスプレゼントに家人が贈ってくれました。
 

しかも銅製玉子焼き器で有名な中村銅器製作所のもの(小躍りしました)
1~2個用だけどいい仕事します。
玉子が少ない時やお弁当用に焼くのに重宝していますが、
形が長方形なので、甘い玉子焼きではなくフワフワの甘さ控えめの関西風の玉子焼きを焼いたりもします
(長方形は関西タイプと言われる)。

ご存じの通り、銅製玉子焼き器の熱伝導率はピカイチ。
使ってみるとその違いに愕然とするほど。
焦げにくく、出来上がりもふんわり、味はまろやかに仕上がります。

ちなみに前から玉子焼き器でやってみたかったことがあり…..、今回良い機会なので挑戦してみました!
 

ホットケーキを焼いてみた

それはホットケーキ!
有名な喫茶店では銅板で焼いているところも多いので、できないかなぁと思っていたのです。
しかも普通よりもだいぶ厚焼きで作れるというし、食べてみたいと思って。

生地は市販のホットケーキミックスで作りました。
ヨーグルトを少しだけ入れたふだんと同じ生地でどれだけのものが出来上がるのか…..ワクワク。
 

《作り方》
熱した玉子焼き器に油を薄く塗って、生地を5~6分目まで入れます。
(一番最初8分目くらいまで入れたらあふれた….)
あとは弱火でじっくりと焼くだけ。じわじわと生地が膨れ上がってきます。

じきにフツフツと小さな穴が出てきて、周りが乾いてきたようになってきます(普通のホットケーキと同じですね!)。
竹串などでフチをひと回りさせ、玉子焼き器から離してからフライ返しでヨイショ!とひっくり返します。

このひっくり返すのがむずかしかった….片側がひしゃげてしまったけどまあヨシとします。
あとはじっくりと2~3分ほど焼き、中心を竹串で刺してみて何もついてこなかったら焼き上がり!
 

 《感想》
外側、かなり焼き色が銅板系、こんがり色がたまらない。そしてこの分厚さ!!
中はケーキのスポンジみたいにふわふわでした。
 

ひっくり返すのがややむずかしかったけど、また作ってみようかな?
そして一番大きなサイズで普通に丸いホットケーキ焼いてみようかな、とか思ったり。
愛すべき玉子焼き器、今後はいろんなものを焼いていったりして。

道具の使い方はその人それぞれで広がっていくものかもしれません。

さて、次回はいよいよこの連載の最終回です。またお付き合いくださいませ。

Profile

Goma中村亮子さん

Goma中村亮子さん

料理創作ユニットGoma / 岳泉会
食をテーマに活動する料理創作ユニットGomaを従姉妹のアラキミカと一緒に主宰。雑誌、書籍、webや広告など媒体での食や雑貨の作品発表、もの作りワークショップ開催など多彩なフィールドで活動中。また山と温泉を愛する岳泉会メンバーとしてのんびり登山を楽しむ。Gomaの著書に『Gomaのゆかいなこども雑貨』(文化出版局)、レシピつき絵本『へんてこパンやさん』シリーズ(フレーベル館)など多数。岳泉会著書は『よくばり温泉マウンテン』(パイインターナショナル)。