服を楽しく自分らしく編みアレンジ〈ワンピース〉 タッセルネックコード編

フラウグラット流ちょこワザ 2021.07.19

ハンドニットデザイナーのしずく堂です。こんにちは。

編み物テクニックを取り入れたアレンジは洋服にも取り入れることができます。
シンプルなワンピースの衿もとにタッセルがついたコードを付けましょう。胸もとのアクセントになり、さらに縦のラインが強調されてスッキリとした印象になります。

ベーシックなアイボリーはナチュラルなイメージ、ブラウンなどのアースカラーを使ってエスニックっぽく仕上げたりとアレンジも色々です。

【用意するもの】

A:合太〜並太程度のコットンやリネンの糸
B:ガラスビーズ2個(穴径3mm 外径7mm)
C:5/0号のかぎ針(号数は糸の太さに合わせて調整ください)
D:ハサミ E:9cm×5cmの厚紙
F:毛糸用のとじ針 G:手縫い針
H:コードを編む糸と同色の手縫い糸またはミシン糸


【作り方】

1)糸玉より2.5mの長さに切り出した糸を2本用意し、2本どりでくさりを40cmになるまで編みます。
この時、編み始めの糸端は30cmになるようにしてください。
※コードはお好みの長さに調整してください。



2)編み終わりは20cmほど残して糸を切り糸を引き出します。その糸端はとじ針を使ってくさりの目に2cmほど通して糸を切ります。
※手編み糸は結び目がほどけやすいので、編み終わりの糸端を編み地に通して糸を切るのが一般的です。



3)同じものを2本用意します。



4)[タッセルの作り方] 9cm幅の厚紙に糸を15回巻き糸を切ります。



5)[タッセルの作り方]巻いた糸を厚紙からそっと外します。



6)[タッセルの作り方]コードの糸端にガラスビーズを通します。



7)[タッセルの作り方]厚紙から外した糸束の中央をコードの糸端で3回巻き付けてしっかり結びます。結び目はコードと対面する位置に作ってください。



8)[タッセルの作り方]糸束を半分に折ります。



9) [タッセルの作り方]糸玉より50cmの糸を切り出し、折った糸束の上から8mmのところを3回ぐるぐると巻いてしっかり結びます。



10)[タッセルの作り方]結んだ糸の端は、2本ともとじ針を使って結び目の下に通し目立ちにくいようにします。



11)[タッセルの作り方]糸束の”輪”になっている部分を切ります。タッセルの先端を3.8cmの大きさになるよう切り揃えてください。



12)[タッセルの作り方]同じものをもう1つ作ります。このタッセル付きコードをワンピースの衿もとに縫い付けます。



13)コード側の端に結び目を作ります。分かりやすいようにゆるく結んでいますが、実際はすき間がないように結んでください。



14)コードを同じ色の手縫い糸(またはミシン糸)と手縫い針を使い、結び目の下側部分をワンピースの衿もとにしっかりと縫い付けます。



15)反対側も縫い付けて完成です。

タッセルネックコードはほかにもいろいろな使い方があります。コードの両側にタッセルを付けてラリエットにしたり、太めの糸で作ってウエストに巻いたりなど。自分らしいアレンジで楽しんでください。



※垂れたタッセルネックコードが燃えるおそれがありますので、火気の近くでの着用は避けてください。
※リメイクをされる場合はご自身でご確認、ご了承のうえお楽しみください。

Profile

しずく堂さん

しずく堂さん

富山県在住のハンドニットデザイナー。
手編み小物デザインを手がけ、手芸雑誌・書籍で作品を発表したり、手編みキット商品のデザインを提供している。
著書に『しずく堂の大人に似合う手編みこもの』(日本ヴォーグ社)などがある。

https://shizukudo.stores.jp

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