【連載】元部員の古民家リノベ 報告 リビングのリノベ編その6【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野】

投稿日:2020年11月4日(水曜日)


こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。

※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。

こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです

古民家リノベーションした時の記録、その41です。
前々回・前回とリビングの壁をペンキで仕上げ、掃除をして家具を置きました。

今回は冬に備えてさらに壁を作っていきたいと思います

今回は冬に備えてさらに壁を作っていきたいと思います。

下の間取り図のように新たに壁を作っていきます。

下の間取り図のように新たに壁を作っていきます

L型になっているリビングの右下の玄関と面しているところ。そして廊下に面しているところに壁を作って廊下の先には扉を。そうするとリビングが区切られエアコンなど暖房が効くようになります。ついでに上の4畳半の和室の廊下に面しているところにも入り口を残して壁を作ります。

上の4畳半の和室の廊下に面しているところにも入り口を残して壁を作ります

どの面ももともとは木製の建具が入っていたところ。建具はものとしてわるくはないけど多少のがたつきがあったり、障子部分が破けていたりして一層のこと壁を作ってしまえと考えました。
ただ今回は大工さんはいません。しかし大工さんの間近で仕事を見て、手伝ってなんとなくひとりでできる自信はありました。

先にリビングと廊下に面しているところと4畳半の和室の廊下に面しているところから壁を作っていったのですが、ここはまったく写真を残していないので、リビングと玄関が面しているところを作ってるところでどのようにしたかを紹介していきます。

リビングと玄関が面しているところは一面壁にしてしまうと玄関が暗くなってしまうので床から1メートルくらいの腰高壁にして、その上はガラスをはめた建具をいれようと思います。

壁の作り方は37回目でリビングと和室の間に壁を作ったときの要領です。

和室の間に壁をしたときの要領です

壁を留める下地を作っていきます。

壁を留めるの下地を作っていきます

本当は下地の木材は規格材があって、100mm角~の間柱というものを縦に立てて、厚み15mm~の胴縁というものを横方向に間柱に留めていって下地を作りますが、今回は工房にあった木を使ったのでそれは無視して独自のやり方で作っています。

下地に留めていく壁材は今回はアクセントとして雰囲気を少し変えたくて今までのように石膏ボードやベニヤではなく、フローリングのようにさねがついている壁用に加工された板材です。吉野杉の白太部分で節があまりないものを選びました。
まずは玄関側から端から順に留めていきます。

この作業もフローリングをはった作業の経験が活かされて、表に釘が見えないようにはっていけました。
次は断熱材をいれます。

この作業も床に断熱材を入れた経験が活きてきます。
次にリビング側に周り、こちらも板材を端から順に留めていきます。

板材を留め終わったら下に巾木(床面に接する壁の下部に取り付ける部材、装飾及び汚れやすい壁下部の保護の役割もある)を取り付けて、壁の上側は角材でふたをするように取り付けます。
上の角材は下面には壁板分の溝を掘ってあり壁板にかぶさるように、上側には建具がスライドできる溝を掘っています。

これで腰高壁ができました。製作した木製建具を入れるとこのような感じです。

これで腰高壁ができました。製作した木製建具を入れるとこのような感じです

白壁とはまた違った印象になりました。上にガラスをはめた建具を入れることにより、空間の広がりが生まれ玄関側にもリビング側にも光を取り込んで暗くなりません。
建具に入れたガラスはこの家にもともとあった建具を分解した時にガラスだけ取り出して再利用しました。
リビングと廊下に面するところの壁の仕上がりはこんな感じです。

リビングと廊下に面するところの壁の仕上がりはこんな感じです

ここは石膏ボードをはってパテ埋めし削りペンキで仕上げました。大工さんがいなくてもなんとか形になりました。
玄関側から見た腰高壁。

ここは石膏ボードをはってパテ埋めし削りペンキで仕上げました。大工さんがいなくてもなんとか形になりました。 玄関側から見た腰高壁

上の建具はスライドできるので風も抜けるようになっています。

廊下の先には製作したドアを設置。

廊下の先には製作したドアを設置

ドアのガラスもこの家にもともとあった建具を分解した時にガラスだけ取り出して再利用。

ドアのガラスもこの家にもともとあった建具を分解した時にガラスだけ取り出して再利用

ここの扉は引き戸ではなく片開きのドアです。古民家って引き戸ばかりでドアは少ない気がします。ドアがある生活空間にしたいと思いここは引き戸ではなくドアにしました。ドアがあって気がつくことや生活があると思っています。以前に住んでいた賃貸のマンションのドアはいかにも安そうな木目がプリントされた、合板のフラッシュ構造のちゃっちいドアだったので、重いけど無垢のドアも作ってみたかったのもあります。

廊下から見たドアと今回作った廊下両端の壁。

廊下からみたドアと今回作った廊下両端の壁

4畳半の和室も壁を作って区切ることで独立したスペースになりました。

壁を作ってようやく冬が越せそうです。
このあともリビングはちょくちょく手を加えて少し変わったところもあるので次回はビフォーアフターの写真を紹介しつつリビングリノベ編を締めたいと思います。

※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。

みねてぃ(元フェリシモ女子DIY部員)
みねてぃ(元フェリシモ女子DIY部員)
フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/wataru830/

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