【連載】元部員の古民家リノベ 報告 キッチン・ダイニングのリノベ編その10【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野】
投稿日:2020年8月5日(水曜日)
こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。
古民家リノベーションした時の記録、その35です。
前回はキッチン・ダイニングのリノベがいったん終わったのでビフォーアフターを写真を交えて紹介していきました。
今回は暮らし始めてからもう少しキッチン・ダイニングに手を加えたのでそこの部分を紹介していきます。
トイレとお風呂に続き最後の水まわりである料理するところ、食べるところは使えるようになったので、近所のともだちの家に家族ごと居候したのですが前回の時点でやっと家族4人この家に本格的に住み始めることになりました。
まず手を加えたのはやはりキッチン下収納。とりあえず天板を支える構造体のみつくってキッチンとして機能するようしただけで、全然道具が片付かなかったのです。
冷蔵庫横に置いたワゴンの中に箸などのカトラリー、調味料、ボウルやバットの調理道具が収まりきらず散乱。
これらを収めるために収納をつくりました。
付け足すようにすっからかんだった下に収納部分を拡張しました。
ビルトインコンロの下には両開きの扉がついた収納。
その左横には細い空間を利用して縦長の引き出しを。
上には塩・胡椒などの小さめな調味料を置くところ。その下は包丁をさせて収納できるものを。
この包丁収納は固定せず取り外して作業台の上にも移動できるようにしています。
両開きの扉の右出しは3段の引き出し。
一番上の引き出しの箸などを入れている入れ物は取り外して、食卓に直接持っていけるような工夫をしています。
3段の引き出しのさらに右側はデッドスペースですがここも収納として使いたいと考えました。
中の回転台はもともとあった台所についていたものを解体し再塗装して組み込みました。デッドスペースでも回転させることで収納力がアップします。
あとキッチンで工夫したのは、下に空間を設けて少し浮かしているところです。湿気が多い地域なので風通しをよくしておいたほうがいいと考えたのと、ロボット掃除機が入れるようにしました。
この状態になるまでなかなか時間がかり最初は不便だったのですが、暮らしながらどこにどれを収納していくかと考えながら進めていけたので最初にバシッと仕上げないリノベの仕方もありかなと思いました。
ほかに手を加えたところは、もと和室側の木製建具の窓をアルミサッシの窓に替えました。
ガラスは2枚のガラスとガラスの間に密閉した中間層をもつペアガラス(複層ガラス)にしました。高い断熱効果をもっています。
取り替えは簡単で事前にサイズオーダーしたサッシを用意していて大工さんとふたりで2時間程度で終わりました。
以前は型ガラスなので、外の風景は半透明であまり見えなかったですが、今回は透明にしたので裏の栗畑や遠くの山まで広がって見えてとても気持ちのいいダイニングになりました。
隙間だらけの木製建具からサッシに替えると気密性も高めてくれます。暖かさも保ちながら、虫の侵入も本当になく嫁は大喜び。今はアルミではなく樹脂サッシ、トリプルガラスというものもあるそうです。
勝手口(現家族用玄関)と部屋の間の建具も新しくつくってみました。
今まではキッチンから脱いだ靴が見える状態。ここを仕切ることでそれも解消し、家族用玄関が風除室の役割を果たし外気の流用を緩和してくれるのでこれまた暖かさを保ちます。
水が出ない洗面器は植物の鉢にしました。水は出ないけれど排水管は生きているので上から水をかけてもそのまま水は流れていきます。自分でもなかなかいいアイデアだなと思っています。
勝手口(現家族用玄関)の扉も新しくしました。以前はこんな感じ。
引き戸で噛み合わせがわるくとても重かったし、カギが一応ついていたけどカギをかけても2枚の引き戸がスライドして空いてしまうという粗末なものだったので、ここも作ってしまえというのでこんな感じにつくりました。
引き戸からドアにしてちゃんとカギもかかるように。大きな透明ガラスで透け透けで丸見えだけれど立地上誰からもみられないからこそこんなに開放的にできました。玄関は明るい方が気持ちいい!
以上、キッチン・ダイニングの手を加えたところでした。
次回からは最後の大きな空間のリビングのリノベをしていきますー!
フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
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