施主支給でチャレンジ!DIYを取り入れたトイレリフォームをしてみた②

投稿日:2020年3月6日(金曜日)


こんにちは!フェリシモ女子DIY部のけもです。

前回に引き続き、けも家のトイレリフォームのお話です。
失敗もあり、いろいろ大変だったけど、そのできあがりのトイレがこちら。

リフォームしたトイレ

このカウンターと手洗い器を自分でオーダーしたり、手洗い器の下の収納部分の木材を設計して注文して、施主支給で取り付けてもらいつつ、DIYしました!

前回で、サイズや穴あけ位置の間違いが発覚した木材のオーダーでしたが、再度オーダーし直して待つこと2週間。
また長くて大きな荷物が届きました~。
封を開けるまでドキドキ。

開けてみると~……
今回は穴もばっちり!
でもやっぱりカウンターの厚みを5㎜間違って3㎝厚のものが届いたけど(なんで間違うかな~!!)、そこは、現場で何とかしてくださり設置できそう。
ああ、ここまで長かった~。

作業、再開!!
さあ、ここからは、けもが計画した、手洗い器下の収納を立体にできるように仕上げていきます。
この収納は、トイレットペーパーストックやトイレの拭き取りクリーナーなどをちょこっと置くのに使うのですが、手洗い器から伸びた排水菅や給水管を隠す目的もあります。

収納部分の木材と使った道具

届いた収納部分の木材と、使った道具はこちら。(扉部分は写っていませんが。)
木材はほとんどカット作業や穴あけ済み。
表面にはウレタン塗装まで施されています。

側板2枚、底板1枚、幕板1枚、底板を支えるための内側の根太(ねだ)用の板3枚、上下の桟(さん)2本、ダボです。

合板を丸ノコでカットしました

底板を支えるための内側の根太用の板3枚は、木材屋さんにはオーダーせず、合板を丸ノコでチュイ~ンとあらかじめカットしておきました。
刃の厚みを計算して測り、クランプで添え木を固定しておけば、ちゃんとまっすぐ寸法通りにカットできました。

幕板もブラックにしたくて、黒の塗料を刷毛で塗りました

この黒く塗装した板は足元の「幕板」です。
「幕板」とは、横長の板の総称ですが、家具においては、テーブルの甲板の下部分に脚と脚をつなぐために取り付けられた板のことを呼ぶそうです。

木材屋さんに幕板の木の種類を相談したところ、「バスウッド」というシナ材を勧められたので、それをチョイス。
トイレットペーパーホルダーやタオル掛けをブラックに揃えたので、幕板もブラックにしたくて、黒の塗料を刷毛で塗りました。

刷毛目が少し目立ったところは、サンドペーパーでやすってツルツルに~。

キリで当たりを付けてから、ドリルでチュイーン

今回の収納には背板がないので、側板同士を桟で繋ぎます。
側面からビスが見えたくなかったので、ダボで接合することにします。
まずは側板に、桟を差し込むダボ穴をあけます。

キリで当たりをつけてから、ドリルでチュイーン~。
表側に貫通しないように、気をつけて……。

ダボ用の穴が開きました

ダボ用の穴があきました!

側板の下部に向かい合うように穴が開きました

反対側にもチュイーン~。
側板の下部に向かいあうように穴があきました。

向かいあった2枚の板にふたつ、穴が開きました

上部にも穴をあけていきます。チュイーン~。
向かいあった2枚の板にふたつ、穴があきました。

次は、桟にも穴をあけていきます。

木工用の作業台やバイスがないので、同じサイズの2つのボックスに角材を挟んで立てることにしました

が、さて困りました。
板は地面に置いて安定しているので穴はあけやすかったのですが、角材の小口に穴をあけるとなると、角材を立てた状態で固定しなければなりません。

木工用の作業台やバイスがないので、同じサイズの2つのボックスに角材を挟んで立てることにしました。
不安でしたが、何とかクランプで固定できそう。
即席お手製バイスです!!

穴を開ける位置にキリで当たりをつける

穴をあける位置にキリで当たりをつけてから……

ドリルガイドをのせて、クランプで固定します

ドリルガイドをのせて、クランプで固定します。

ドリルガイドとはドリルを使って垂直に穴を加工できるツールです。
鉄の筒とガイド板によって垂直の穴を簡単に加工することができる便利なものなんです。

ダボの長さの半分以上の穴が開くように、ビットにマスキングテープで印を付けておきます

穴を開けたい桟が長いので、板と違って表に突き抜けることはないのですが、ダボの長さの半分以上の穴があくように、ビットにマスキングテープで印をつけておきます。

ドキドキしながらもドリルで穴を開けていきます

ドキドキしながらもドリルで穴をあけていきます。チュイーン~。

開いてそうです

うまくあいているかな??
あいてそうです!!

マスキングテープの印の深さまで一気に穴を開けていきます

固定もうまくできているし、穴もきちんとあいていそうなので、マスキングテープの印の深さまで一気に穴をあけていきます。
チュイーン~。

初めての小口ダボ穴開け、成功

あきました!!!初めての小口ダボ穴開け、成功で~す。

桟側の穴の中に木工用接着剤を流し込み、ダボをあらかじめ差し込んで固定しておきます

桟側の穴の中に木工用接着剤を流し込み、ダボをあらかじめ差し込んで固定しておきます。
うまく側板の穴に、差し込めるか確かめて~

ぴったり、差し込めました

ぴったり、差し込めました~!
やった~!!
下の部分の桟もうまく差し込めましたよ♪

組み立てたらこんな感じ

組み立てたらこんな感じ~。
後は、現場で組み立ててもらって、設置してもらったら、できるはず……。
底板に穴をあけなければいけませんが、配管の位置などは分からないので、そこは設置する際に大工さんに現場でお任せする予定ですよ。
さてさて、けも計画、うまくいくでしょうか~。

クロスとクッションフロアが貼られたトイレにカウンターが付きました

現場の工事が始まり、クロスとクッションフロアが貼られたトイレにカウンターが付きました。
わ~い、イメージ通り~♪
こちらが厚さ3㎝のホワイトオークの無垢板のカウンターです。
トイレの幅が狭いので、奥の方はカウンターを狭くした形のカウンターにしました。

天井のクロスも「オーク」を選びました

完全に、自己満足の世界となりますが、天井のクロスも「オーク」を選びました。
クロスなのに、木っぽい感じがして、カウンターと呼応してます。(うんうん、いい感じ♪)

カウンターの下、手洗い器が設置される下に、収納棚の側面が付いていきます

そのカウンターの下、手洗い器が設置される下に、収納棚の側面が付いていきます。
配管の位置を考えて、計画した収納の奥行幅もうまくいっています。

左の側板は、壁にビス留めしてキャップをかぶせてもらいました

左の側板は、壁にビス留めしてキャップをかぶせてもらいました。
桟と壁もしっかり固定。
カウンターとの固定にはL字金具を用意してジョイント完了~。

底板をのせるための合板の根太もしっかり固定

底板をのせるための合板の根太もしっかり固定。
配管などに何かあったとき、開けて点検するため底板は外れたほうがいいみたいなので、底板はこの根太にのせるだけです。
なるほど~。勉強になります!
あらかじめ、そのことは聞いておいたので、その設計にしましたよ。

便器も設置されました

そして、便器も設置されて~。

念願の手洗い器も扉も付きました

念願の手洗い器も扉も付きました~。イメージどおりです。

楕円形でアールが付いているため、さほど圧迫感を感じない程度でした

手洗い器の奥行きを気にしていたのですが、カウンターより出ているでっぱり部分も、楕円形でアールが付いているため、さほど圧迫感を感じない程度でした。
よかった~!!

扉は、木目が横になるようにオーダーしたので、3枚の無垢板を継いであるものでした

扉は、木目が横になるようにオーダーしたので、3枚の無垢板を継いであるものでした。
よく見ると、木目が途中で変わっていますよね。

扉裏には、スライド丁番のカップ部分をはめ込める35㎜径の穴をあらかじめ開けてもらっていました

扉裏には、スライド丁番のカップ部分をはめ込める35㎜径の穴をあらかじめあけてもらっていました。
用意していた丁番がきっちり留まっています。

側板は、ナラの集成材で木目はこんな感じ

側板は、ナラの集成材で木目はこんな感じ。
扉との色目の差もなく、いい感じにまとまりました~。

黒く塗った幕板も付きました

黒く塗った幕板も付きました。
側面を欠き加工して少し控えた位置に幕板がくるようにしたので、手を洗うときに足先が当たりにくい設計になっています。

カウンターの裏に間接照明を仕込んでもらったので、ライトを点けるとこんな感じ

カウンターの裏に間接照明を仕込んでもらったので、ライトを点けるとこんな感じ。
2階のトイレは夜中にトイレに起きたときに使用することを考えて、眩しすぎない光がいいと知り、あたたかみのある電球色にしましたよ。

トイレ全体のBefre&After

トイレ全体のBefore&Afterはこちら……。
完成で~す。

計画から長くかかってしまった、けも家の二階のトイレ。
社長さんからも、
「やっぱり天然木のカウンター、いいですね。いい感じにできましたね。」
とうれしいお言葉をいただきました。
いえいえ、こちらこそ、融通よく対応いただいて感謝です。

DIYを取り入れたトイレリフォーム

設置や組み立てはしてもらったけれど、計画からオーダー、ダボ穴あけなどDIYして完成したトイレの出来栄えに感激。
2階のトイレに行くのが楽しくなりました。
いろんな失敗、大変なことがあったけど、頭の中にあったイメージが実際に現実になってできあがっていく過程は本当に楽しい!!
みなさま、いかがでしたでしょうか。
初めての施主支給でチャレンジした、「DIYを取り入れたトイレリフォーム」のお話でした!

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