【連載】元部員の古民家リノベ 報告 キッチン・ダイニングの リノベ編その7【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野】
投稿日:2020年6月24日(水曜日)
こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。
※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。
古民家リノベーションした時の記録、その32です。
前回はキッチン・ダイニングの壁と天井を一部白いペンキで仕上げました。
今回はレンジフードの取り付けや棚などキッチン・ダイニングまわりのこまかな造作をしていきます。
レンジフードはもらいもので先に現場に持ってきており、大工さんに見てもらってレンジフード内の換気扇を取り付ける四角い穴を壁に正確な位置で開けてもらっていました。
新しく貼ったタイルの上の四角い穴がレンジフードの換気扇の穴です。その右上の穴がもともとこの家に取り付いていたフードもなかった壁に直接取り付けられていた換気扇の穴です。
レンジフードって自分で取り付けれるの?と思われるかもしれませんがとても簡単です。
インパクトドライバーを使って複数箇所ビスで留めていくだけです。
レンジフードの幅と下のタイルの幅は計算して合わせています。最初に黒いレンジフードをもらって白い壁にでかくて黒いレンジフードがポカンと浮いているのはどうだろうと?思っていた時に黒いタイルもいいタイミングでもらえたのでそれならその間を黒いタイルで埋めてしまおうと考えました。黒いタイルの左右の端は縁切りの意味と黒で重くなりすぎないように木で装飾しました。
そしてもともと右上にあった換気扇の穴はわざと残していました。
新しく壁を作る際にこの穴はもう必要ないので完全に塞いでしまってもよかったのですが、換気扇を撤去したらぽっかりと空いた穴から裏庭に植わっている栗の木の葉っぱが四角く切り取られて美しく見えたのです。
施行中現場に立たなかったら気づかなかったことだろうし、大工さんに任せっきりだったら多分塞がれていたかもしれない。この穴は生かして自分で枠をつくってはめ殺しの窓を作ろうと考えました。
ガラスをはめ込んだこのような枠をつくって取り付けました。
多分この窓があってもなくても特に不自由もない。これがあったとしてもそんなに光が入るわけでもない。結構上の位置についているからふだんは見向きもしないと思う。
けれどふと上を見た時に栗の木の葉っぱが額装された写真のように見えるのは気持ちいいだろうなと思ってつくってみました。
暮らしてみてから気づいたのだけど栗の木は落葉樹なので冬になると葉は落ちてこの窓からみる景色はまた違った表情になりました。ふと見た時に季節感を感じられて無駄につくってよかったなと思います。
ほかにはキッチンの収納スペースが少ないなと感じたので、棚を作ることにしました。
既存の引き違い窓の上にスペースがあるところに造作します。
棚を1段設置し天井は生かしたまま引き違い扉のレールを上下につけ扉を3枚つけて出来上がりです。
ほかには古い家だと木製の窓の建具で結構すき間があいていたり、さらに戸袋といわれる何枚もの雨戸を収めるところがあるのですが、もともとの設計上なのか窓と戸袋の接点が1cm以上あいていてすき間風や虫なんかも余裕で抜けれるので板を細工して塞ぐことにしました。
嫁が大の虫嫌いで、強い要望が虫をなるべく家の中に入らないようにすき間は全部塞いでほしいとのこと。
ここの窓はいずれしっかり気密性のあるものに替えたいなと思いつつ、お金の限界もあるのでのちのちの改装に置いておいて、とりあえず虫の侵入防止はできました。
これでキッチン・ダイニングまわりのこまかなところは終わり、次回はキッチン天板の下をつくっていきたいと思いますー!
※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。
フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
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