「おうちで体験 金継ぎ教室プログラム」で、マグカップと時計をリペアしてみた

投稿日:2022年4月8日(金曜日)


こんにちは。フェリシモ女子DIY部ちまこです。

先日ご紹介した「おうちで体験 金継ぎ教室プログラム」を使って、先輩から直してほしいと依頼を受けた陶器を金継ぎしていきたいと思います!
マグカップの取っ手が壊れたもの2つと、外国の陶器製の時計1つです。いずれも思い出の品々とのことで、気合が入ります!!
「金継ぎ教室プログラム」の材料は、口にふれる食器には使用をおすすめしていないのですが、マグカップの取っ手は口を直接つけない部分なので問題ありません。

今回、作業に入る前の割れた状態の写真を撮り損ねたので、作業途中からのご紹介となります……あしからず!

陶器の時計は1ヵ所欠けがありましたので、パテで埋めたところから。
見えづらいですが、右上のちょっとベージュっぽい色の少し盛り上がった部分をパテ埋めしています。

右上のちょっとベージュっぽい色の少し盛り上がった部分をパテ埋めしています

同じく裏面も割れていたので破片を接着、くぼんでいるところをパテで埋めました。

もう1個のカップはパテ埋めなしで接着してパテ埋めしなくてもいい状態でした

マグカップは取っ手の真ん中あたりが取れてしまったので、接着してからパテで埋めました。
もう1つのカップは接着した後、パテ埋めしなくてもいい状態でした。

「金継ぎ教室プログラム」では、パテは樹脂製で、下の写真のような2層になったものが届きます!
今回の場合、量は3ミリぐらいスライスしたものでOK。これをよ~くこねて2層が充分に混ざるようにします。

パテは樹脂製のもので、2層になったものが届きます

混ざったら硬化が始まるので、やわらかいうちにサッと穴を埋めます。
穴のようにくぼんでいる部分だけでなく、ちょっとしたすき間も埋めたほうがきれいに仕上がりますよ。
しっかり奥までパテが入るように、指でパテをこすりつけるようにして付けましょう。

パテは10分ほどすると固まります

パテは10分ほどすると固まります。念のために、丸1日置いてから次の作業を開始。

次はパテをなだらかに整えるため、耐水ペーパーに水をつけて、磨いていきます。
磨いたらこんな感じです。余分なパテが削れてなくなりました。

パテをなだらかに整えるため、耐水ペーパーに水をつけて、磨いていきます

時計はパテがかなり多く付いてしまっていたので、カッターナイフで大まかに削ってから、耐水ペーパーで磨きました。

カッターナイフで大まかに削ってから、耐水ペーパーで磨きました

こんな感じです。
必要最低限にパテが付いている状態がベストです!

必要最低限にパテが付いている状態がベストです

磨き終わったら、水分をふき取り、次の工程へ。
いよいよ金で装飾していきます。
金継ぎ教室プログラムでは下の写真のような材料が届きます。ミニサイズの筆がかわいいです~!

金継ぎ教室プログラムの材料

まず絵皿に、真ちゅう粉と透明の液体「テレピン油」を入れます。茶色い「合成樹脂塗料」も入れてよく混ぜたら準備完了!

まず絵皿に真ちゅう粉と透明の液体「テレピン油」を入れます。茶色い「合成樹脂塗料」も入れてよく混ぜたら準備完了

まずはマグカップの取っ手から。
パテ埋めしなかった方は、接着したラインを金でなぞっていきます。
ミニ小筆が意外に書きやすく、細い線もきれいに描けました。

パテ埋めしなかった方は、接着したラインを金でなぞっていきます

続いて時計。面で金を塗っていくのでムラにならないようにていねいに。
(金継ぎ教室プログラムのテキストには、よりていねいに解説されていますよ!)

面で金を塗っていくのでムラにならないようにていねいに

ミニ小筆が意外に書きやすく、細い線もきれいに描けました

最後にパテ埋めしたマグカップの取っ手。パテが見えている部分は全部金を塗っていきます。
金を塗ってみると、なんかかっちょよくなりました!!
金を塗ったら、約1日乾燥させて、定着したか確認したら完成!

パテが見えている部分は全部金を塗っていきます

最後に別アングルから完成品の写真を載せておきますね~。
自分でしたとは思えない出来栄えです!うれしい。

完成品

自分でしたとは思えない出来栄え

作業時間だけなら約1時間かかっていないと思います!(乾かす時間は省きました)

乾燥時間に何週間もかかったり、初心者には道具の扱いや作業に慣れるまで時間がかかってしまったりするのが漆を使う金継ぎのデメリットですが、「金継ぎ教室プログラム」の材料セットは扱いやすく乾燥時間が短いので、忙しい方にもおすすめです。
マグカップの取っ手や急須の持ち手、つまみの部分など、口にふれない部分が割れたりすること、よくありますよね……。
みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね。

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