「コの字とじ」をすっきり仕上げる方法~角をきれいに出す縫い方もご紹介~

2022年6月21日(火曜日)

コの字閉じ

コースターやバッグ、そして袋縫いで仕上げるキルトやぬいぐるみなどを作るときは、最後の仕上げに「コの字とじ」をしますが、縫い終わりはなんとなく仕上げているという方が多いようです。そこで今回はコースターを作りながら、「角の出し方」と「コの字とじの仕方」をおさらいしましょう。

コの字とじをすっきり仕上げる方法は?

コの字とじは、表に縫い目が出ないよう布どうしをとじ合わせる縫い方です。

コの字とじをすっきり仕上げる方法は? 手順①

縫い始めは玉結びが内側にかくれるように裏から表に針を出します。縫い目が垂直に渡るように、縫い代の折り山の部分をすくっていきます。

コの字とじをすっきり仕上げる方法は? 手順②

返し口の端までとじたら玉結びをします。

コの字とじをすっきり仕上げる方法は? 手順③

結び玉をかくすため、同じ針穴に針を入れ、少し先から出します。

コの字とじをすっきり仕上げる方法は? 手順④

糸を引いて玉結びを中に引き込み、最後は引きながら布のきわでカットします。

角をきれいに出すには?

10cm角のコースターを作りながら学んでいきましょう。コースターの縫い代は、下記のイラストを参照してください。

角をきれいに出すには 

まずは、布を中表に合わせ、返し口として下の辺を6cmくらい残して縫います。表に返すときに縫い目がほどけてしまわないよう、縫い始めと縫い終わりはしっかり返し縫いをしておきましょう。

角をきれいに出すには 手順①

縫い目に沿って縫い代を折りたたみます。

角をきれいに出すには 手順②

返し口から手を入れ、折りたたんだ部分をしっかり押さえます。もう片方の手で反対側の布をつまみ、角をふくらませます。

角をきれいに出すには 手順③

押さえた手をできるだけずらさないように角を内側に押し込みます。

角をきれいに出すには 手順④

同じようにすべての角を内側に入れます。(まず角だけを内側に入れ、最後に全体をひっくり返します)

角をきれいに出すには

返し口から表に返します。

角をきれいに出すには 手順⑥

③でしっかり押さえていれば、そのままでもきれいに角が出ますが、うまく返せなかったときは目打ちや針先で角を出しましょう。

・厚手の布の場合

角をきれいに出すには 厚手の布の場合

厚手の布の場合は、角の縫い代を図のようにカットしてもよいでしょう。表に返した後は、目打ちで引っ張りすぎると、布端がほつれてしまうので注意してください。

・キルトの場合

角をきれいに出すには キルトの場合

キルトわたを重ねている場合は、キルトわただけを縫い線のきわでカットすると、角を切り落とさなくてもすっきり仕上がりますよ。

・角が鋭角の場合

角をきれいに出すには 角が鋭角の場合

先が細くなっている角は、カットするときにひと工夫。図のように縫い代を切り落とせば、きれいに仕上がりますよ。

とじ方にひと技きかせて仕上がりに差をつけよう

細かな仕上げ方をきちんと覚えてひと技きかせることで、できあがりの見た目も大きく変わります。ぜひ、試してくださいね。

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