韓国・ソウル発のブランド「MISU A BARBE」/ ヘジンオン二のごきげん韓国レポ

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穏やかだけど確固たる情熱で編み続ける── 韓国・ソウル発「MISU A BARBE」

アンニョンハセヨ! ヘジンオンニです。

今回は、繊細でユニークな世界観で特に注目を集めているブランド「MISU A BARBE」を紹介します。

 

あたたかくて洗練された作品はニッターさんによる手編みで、国内外のアイドルやモデルや作家たちに愛されており、ひそかにファンが増え続けています。ブランドについて主宰の김미수(キム・ミス)さんにお話をうかがいました。

パリから始まった「わたしだけのデザイン」

「MISU A BARBEは、2010年にパリでスタートしたニットプロジェクトレーベルです。現在はソウルに拠点を移しています」そう語るミスさんは、幼いころから母や祖母による手づくりのぬくもりに親しんできたそう。「ていねいに時間をかけて作られたものが好きだったんです。そんな思いで留学中自分のデザインを形にしたいと、ブランドを立ち上げました」

「人が着て楽しんでくれている」という喜びと、忘れられない瞬間

物語が宿っているような作品の背景には、チームで時間をかけたていねいなアイデアの共有があります。「作品の構想は、何気ない会話から生まれます。短ければ1〜2日、長ければ数週間、納得がいくまで話し合います。制作中もいろんな糸や形を試しながら、ブランドに合うかどうかを何度も確かめるんです」

何より大切にしているのは「作品に私たちのメッセージが込められているか。実際に手に取って使って楽しんでもらえるか。その視点はいつも忘れないようにしています」。作品は、子ども用アイテムから洗練されたアクセサリー、インテリアまでと幅広い。
「展示会やポップアップのオープン直前にチームと“よし、できたね”と小さな達成感を共有する瞬間が本当に好きなんです。あの時間は、ずっと心に残っていて何度思い出しても胸が熱くなります」

新しい挑戦「作家とのコラボレーション」

この夏は日本のアーティスト、Yuri Hasegawaさんとのコラボ作品の発表に向けて活動を進めています。「作家さんたちとの共同制作もとても楽しみなんです。ひとつの作品の中に複数の手と心が合わさる、そんなおもしろさをもっと表現していきたいと思っています」と意欲的です。

どこかで誰かの暮らしをやさしく彩る、MISU A BARBEのニットたち。ひと目見ればそこに込められた情熱がきっとあなたにも届くはずです。


クチュリエでは、初心者さんでも編みやすいMISU A BARBEのかぎ針帽子(ロゴ入りタグ付き)が登場します!お楽しみに!

Instagram:@misuabarbe
HP:https://misuabarbe.net

金 惠珍(キム へジン)
김 혜진 / KIM HYE JIN

生まれも育ちも韓国蔚山の韓国人。第2のふるさとは、通っていた大学と会社がある神戸。現在は、韓国を拠点に、お茶を中心としたコンテンツや経験を企画するティーキュレーターとして活動中。
「茶有心」 お茶とともに過ごす心。

Instagram:@chayumind

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