キットを通して多くの人に伝えたい、刺繍を楽しむ心

2019年10月19日(土曜日)

前回は、刺繍作家 大塚 あや子さんの幼少時代のエピソードやお人柄を中心にご紹介しました。今回は、クチュリエのためにデザインしてくれたキットへの思いや、ウール刺繍に関するお話を紹介します。

生地や色選びにもこだわった、そろえたくなるかわいさ

大塚さんの作品はいつも、テクニックもさることながら色合いやデザインのセンスが素敵です。今回のクッションカバーも全部そろえたいかわいさが魅力。「キットデザインで大切なのは、購入していただいた方がちゃんと刺せること、楽しんでいただけること。その上で、全体の美しさやバランスを優先してデザインしました」。

みんなが簡単に刺せて、効率よく美しく仕上がるものを

「簡単で美しく仕上がることを優先しているので、本当のお花に当てはまらないデザインもあります。ステッチも色数も多く使わずに。例えばシンプルなステッチを2種類組み合わせることで、ああこんな表現ができるんだ、って思ってもらえるように工夫しました。だから、初心者の方でも楽しんでいただけると思いますよ」。

実はコットンの刺繍糸より古くから親しまれているウール刺繍

「それに、この商品のいちばんの特徴は、ウールの糸を使っていること。ウール刺繍は珍しいものじゃないんです。19世紀後半に安価なコットンの刺繍糸が出まわる前は、ウール糸の方が主流だったんです。そんな刺繍の歴史や背景にも興味を持ってもらうと、もっと楽しくなりますよ」。

ウール糸は伸びるので、ゆるめに刺すのがコツ

「ウール糸が持つ、やわらかさややさしさは、クッションなど身の回りに置くインテリアにすごく向いていると思いますよ。上手に刺すコツは、ウール糸はちょっと伸びるので、パンパンに引いてきつく刺さないこと。刺した後で布が縮んでしまうので。コットン糸で刺す時より、ゆるめに刺すようにしてください」。

ウール刺繍のふっくらとした立体感を楽しんで

「それと、糸は短めにして、こまめに替えて。何回も生地を通すと糸が細くなって、せっかくのウールのふんわり感が消えちゃうので。針もあまり細いものは使わないほうがいいですね。せっかくのウール刺繍なので、毛糸のけばを生かして、ふっくらとした立体感を楽しんでくださいね」。

小さいころから大好きだった刺繍を、結婚や子育てを経たのち、職業にされた大塚さん。第3回目は、刺繍作家として活躍されるようになったエピソードや、刺繍に対する情熱をご紹介します。

本記事で紹介した商品はこちら

ぷっくりとした立体感がやさしい ボタニカルガーデン ウール刺しゅうクッションカバーの会

ぷっくりとした立体感がやさしい ボタニカルガーデン ウール刺しゅうクッションカバーの会

刺しゅう作家、大塚 あや子さんがクチュリエのためにデザイン。ふんわりとした愛らしいウール刺しゅうで、草花が咲き誇るボタニカルガーデンを刺し描きます。初心者さんにも刺しゅう好きさんにも楽しんでもらえるように、シンプルながら立体感の出るテクニックを盛り込んだキットに。ソファに並べて飾りたくなる上品な色合いのミニクッションカバーに仕上げます。

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