刺繍図案の写し方~トレーシングペーパーやチャコペンの使い方も~
2022年6月21日(火曜日)

図案がきれいに写せると刺繍も楽しくなりますよね。刺したい図案をトレーシングペーパーに写して、布用複写紙を使って布に転写する方法が一般的です。また、タオルなど表面がふわふわして複写紙が使いにくい生地の場合に活躍する、ピーシングペーパーを使う方法も紹介します。
目次
トレーシングペーパーを使う場合

図案にトレーシングペーパーをのせて、エンピツなどで写し取ります。

布の上に①のトレーシングペーパーをのせ、まち針やセロハンテープなどで留めます。 薄い紙なので、布にも針で留めつけやすいですよ。

布とトレーシングペーパー の間に、複写紙をはさみます。(色のついている面を布側にします。)

このとき、図案の上に透明セロファンを重ねるとトレーシングペーパーがやぶれるのを防げます。トレーサー(またはインクの出なくなったボールペンなど)で図案をなぞって写します。

写し終わったら、複写紙を外す前に、図案が写っているか確認しましょう。薄い場合は、もう一度しっかりなぞりましょう。

しっかり写っていたらOK! セロファン、トレーシングペーパー、複写紙を外しましょう。

写したい布が濃い場合は薄い色の複写紙を使ってみてください。
チャコペンを使う場合
布に図案などをじかに描くときはチャコペンを使います。

図案が透けて見える薄い布は、図案の上に布を重ねて固定し、チャコペンで写します。

窓やライトテーブルを使うと、透かして写しやすくなります。

複写紙の写りが悪く、上から補助的になぞるときにもチャコぺンを使います。
ピーシングペーパーを使う場合
タオルやコットンフランネル(綿の起毛生地)やウール生地、フェルトなど、複写紙を使う方法では写しにくい場合に便利です。

薄い和紙でも代用できますが、ピーシングペーパーはアイロンで接着できるので、図案が安定して刺繍しやすいですよ。

ピーシングペーパーに図案を写します。

アイロンで布に接着します。※アイロンは低温で数秒、生地を傷めずはがせる程度を目安にしてください。

図案にそって刺繍します。

ピーシングペーパーを破りながら取り除きます。※細かいところは針先やピンセットなどを使ってください。

完成です。ハンドタオルにちょこっとワンポイント刺繍ができました。
注意点
ピーシングペーパーの使い方で注意したいことは以下の通りです!

サテンステッチなど面を埋めるステッチは、刺し埋めた部分の紙が後から取れなくなるので注意しましょう。

先に周囲を刺しゅうしてピーシングペーパーを取り除いてから、面を埋めるとよいでしょう。
図案を写すひと手間で仕上がりに変化
図案をきちんと写す手間を省かずていねいに描けば、仕上がりも変わってきますよ!
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