受け継がれる手づくりの楽しみ / いとしい手づくり

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受け継がれる手づくりの楽しみ

私のお裁縫好きは母の影響です。

私が子どものころ、母はよく、私と妹の服や小物を手づくりしてくれていました。実家の2階には母の裁縫部屋がありました。木目の質感をそのまま生かした壁と小さな窓、斜めになった天井。その空間はまるで『アルプスの少女ハイジ』の屋根裏部屋のようで、幼い私にとっては特別な場所でした。

4人で写っている写真:母の手づくりの服を着た私と妹と母と母方の祖母

ミシンの音の傍らで絵本を読み、おやつを食べ、針の動きをじっと見つめる。そんなふうにして母との時間を過ごしていたことを覚えています。

一方、父方の祖母は趣味で陶芸を楽しんでいました。

陶芸コンクールで入賞した作品と祖母

祖母は色白で細身の女性でしたが、そんな祖母の華奢な手によって、ただの大きな土の塊があっという間にきれいな玉に練り上げられる様子は、まるで手品を見ているかのようでした。

私も数年前から陶芸教室に通い始めたのですが、菊練りをする度に祖母のことを思い出しています。

私の陶芸作品

そしてうちでは上の娘が去年からかぎ針編みを始めました。さまざまな形で手づくりを楽しむ時間が脈々と受け継がれていることを感じ、私もとてもうれしく思っています。

 

スタイリスト 佐藤かな

雑誌、カタログ、広告、書籍などを中心に活躍中。シンプルな中に独自のエッセンスのあるスタイリングが人気。趣味で得意の裁縫を生かし、自身の洋服や小物なども手づくりしている。

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