手縫いで簡単!ズボン「裾上げ」のやり方と手順
2022年6月16日(木曜日)
よく使う裾上げのやり方
ボトムスの裾(すそ)の調整にも、基本的な手法があります。正しく覚えておくと、さまざまなシーンで活用できますよ!
◇普通まつり
手縫いではいちばん一般的な裾上げの方法です。表に縫い目が出ないように、表の布を1mmほどすくいながら、まつっていきます。
◇流しまつり
まつりつける間隔が普通のまつり縫いよりも長くなるため、布に動きを持たせたいとき(やわらかい布や裏地など)の裾上げに有効的です。
◇千鳥がけ
縫い代に厚みを持たせたくないときは、三つ折りにせず、二つ折りにしてこの方法でまつりつけます。ほつれやすい布はあらかじめ布端にジグザグミシンをかけておきましょう。
◇三つ折り縫い
カジュアルな服やワークウェアなどで見かける裾上げの方法です。通常はミシンを使用します。ステッチが表に出るので、ステッチを効果的に使いたいときや、裾を丈夫に仕上げたいときに使います。ジーンズなどの厚地を縫うときは厚地用のミシン針とミシン糸を用意し、何枚も布が重なるところは手回しで進みます。
裾上げのポイント
もとのデザインと同じ方法ですそあげをすると、違和感なく仕上がります。縫い代の折り幅も1㎝なのか3㎝なのか確認して同じように仕上げましょう。
裾上げ定規を作ろう!
一般的なアクリル定規は、アイロンがかけられないため裾上げには使うことができません。そこで自宅にあるハガキや厚紙に目盛りを書き込んで、裾上げ定規を手づくりしてみましょう! それを布端に当て、アイロンで布を折っていけば、印をつけることなく裾上げのラインが決められます。
裾上げ定規作る際のポイント
透明定規を使って印をつけてから、裾上げする場合も、アイロンで必ず縫い代を折ってから縫っていきましょう。少しの手間で仕上がりが全然違いますよ。
裾上げの手順
着用した状態で裾上げ分を折り返し、他の人に待ち針を打ってもらいます(靴をはくので少し長めに)。
かかとまたは足の側面の1カ所で長さをはかり、その長さを全体の裾上げ幅とします。
できあがりのラインから縫い代部分を足してカット線を決めましょう。
裾上げ定規を使い、アイロンで三つ折りにしてしつけします。
三つ折り縫いや普通まつりなどで目立たない内側の部分から縫っていきます。
さまざまな手法を覚えて、ラクラク裾上げ!
裾上げのためのさまざまな縫い方をマスターしておくと、既製服のサイズを自分にぴったり合わせたいときなどにも活用できますよ!
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