パッチワークの技法 ~ペーパーピーシングのやり方~

2019年10月24日(木曜日)

ペーパーピーシング

ペーパーピーシングとは?

ペーパーピーシングとは、パッチワークの手法のひとつで、台紙に図案を写し、その台紙ごと布を縫いつないでいくというものです。はじめは戸惑うかもしれませんが、手縫いでもミシンでも縫うことができて、型紙で布に印をつける必要もないので慣れると素早くきっちりとした作品に仕上がるんですよ。(ただし、パターンによってはこの手法で作れないものもあります。)

必要な材料と道具

◇ 材料

・ピーシングペーパー

図案を写して布を一緒に縫い、あとから破ってはがします。半透明の紙で方眼が印刷されたものもあります。

・お好みの布

・縫い糸

◇ 道具

・鉛筆

・定規

・ハサミ

・まち針

・縫い針

◇ まずは図案と布を準備します

①図案にピーシングペーパーを重ね、エンピツで写します。

POINT

・図案の周りには縫い代として約0.7cmの余白をあけておきます。

・裏から縫うので図案は濃いめに描きましょう。

・縫い合わせる順序(図案中の番号)も書いておくとよいでしょう。

②布の配置を考えます。布は配置するピースより約0.7cmの縫い代分大きくカットしておきます。(あとで切りそろえてもよいので目分量でかまいません)

ペーパーピーシング 図
ピーシングペーパー図案

ペーパーピーシング 図案はこちら

ペーパーピーシングのやり方

ペーパーピーシングの手順1

図案を見ながら進めていきます。ピーシングペーパーの1のピースの上に布を表向きに置きます。

ペーパーピーシングの手順2

2の布を中表に重ね、まち針で固定します。

ペーパーピーシングの手順3

裏返して1と2の間の線上を布の端から端まで縫います(両端は返し縫い)。

ペーパーピーシングの手順4

表に返し、2の布を縫い線で折り返します。

ペーパーピーシングの手順5

同様に3の布を裏向きに置き、まち針で固定します。

ペーパーピーシングの手順6

裏返して線上を縫います。

ペーパーピーシングの手順7

縫い代が多すぎる場合は、約0.7cmに切りそろえます。

ペーパーピーシングの手順8

3の布を縫い線で折り返します。

ペーパーピーシングの手順9

4の布を裏向きに置き、まち針で固定します。以降、同じ手順で縫い合わせていきます。

ペーパーピーシングの手順10
ペーパーピーシングの手順11

すべてのピースがつながりました。これで表布の完成です。

ペーパーピーシングの手順12

キルトわたと裏布を重ね、返し口を残して縫い合わせた後、縫い線のところからペーパーを破って取り除きます。

ペーパーピーシングの手順13

返し口から表に返してお好みでキルティングをすれば小さなキルトのできあがりです。

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布を縫いつなげるピースワークやアップリケなど、シンプルなデザインの中にパッチワークキルトの基本がみっちり。毎月色違い2枚を仕上げながらテクニックを磨きます。しっかりと基本を練習して、次はハイレベルな作品に挑戦しましょう!

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