伝統的な虹色レースが美しい♪ニャンドゥティアクセサリーの作り方

2020年5月27日(水曜日)

ニャンドゥティ ピアス

ニャンドゥティとは、南米パラグアイの伝統的なレース刺しゅうです。一見難しそうに見えますが、コツをつかめばこんなアクセサリーも作れます。今回は、ニャンドゥティの詳しい作り方をご紹介します。

◇必要な材料と道具

お好みの色の糸を選んでください。

ニャンドゥティ 材料

・布
・刺繍糸
・クロスステッチ針
・アクセサリー金具

 ピアスまたはイヤリング金具、Cカン、9ピン
・ビーズ
・木枠

 太番手の糸と針、手芸用接着剤、刷毛(筆)など

◇木枠を組み立てて、布を張ります

布はたるみのないように、しっかりと張るのがポイントです。

ニャンドゥティ 木枠を組み立てて、布を張りましょう 手順①
ニャンドゥティ 木枠を組み立てて、布を張りましょう 手順②

くぼみにボンドをしっかりつけて、木枠を組み立てていきます。

ニャンドゥティ 木枠を組み立てて、布を張りましょう 手順③

白い布を太糸で張ります。

ニャンドゥティ 木枠を組み立てて、布を張りましょう 手順④
ニャンドゥティ 木枠を組み立てて、布を張りましょう 手順⑤

布はしっかりと張るようにしましょう。

ニャンドゥティ 木枠を組み立てて、布を張りましょう 手順⑥

布端は、2つ折りにして縫っておきます。こうしておくと、製作途中に引っ張ってもほつれません。

◇図案を写します

ニャンドゥティ 図案を写しましょう 手順①
ニャンドゥティ 図案を写しましょう 手順②

布に鉛筆などで、図案を布に写します。

◇縦糸で土台を作っていきます

ニャンドゥティ 土台を作っていきましょう 手順①

糸の片方を玉結びし、図案の三点の印のところの端をすくって、もう片方の端の点から出します。

ニャンドゥティ 土台を作っていきましょう 手順②

玉結びの下を、糸を割るように刺します。

ニャンドゥティ 土台を作っていきましょう 手順③

先ほどと同じ場所をもう一度すくって出します。このとき、玉結び側の部分を約1cm残すようにします。

ニャンドゥティ 土台を作っていきましょう 手順④

もう一度、玉結びの下を刺します。

ニャンドゥティ 土台を作っていきましょう 手順⑤

上に引く糸が中心にくるように糸を上にしっかりと引きます。

ニャンドゥティ 土台を作っていきましょう 手順⑥
ニャンドゥティ 土台を作っていきましょう 手順⑦

右端の点から針を入れて、隣の点から糸を出します。

ニャンドゥティ 土台を作っていきましょう 手順⑧

下の糸のところに糸をくぐらせて、次の点に差し入れます。これを繰り返します。

ニャンドゥティ 土台を作っていきましょう 手順⑨

たて糸の土台ができました。

◇織り糸(よこ糸)で、土台に糸を通していきます

糸は一段飛ばしですくうところに注意です。

ニャンドゥティ 土台に糸を通していきましょう 手順①

左端から土台の糸を1本おきに針ですくい、よこ糸を左側から右に向かって通します。

ニャンドゥティ 土台に糸を通していきましょう 手順②

右側へ糸を通したら、しっかり横糸を引っ張ります。

ニャンドゥティ 土台に糸を通していきましょう 手順④

次は1段目ですくわなかった糸を右から左に向かってすくっていきます。

ニャンドゥティ 土台に糸を通していきましょう 手順⑤

繰り返します。2段目からは、引き過ぎず、ゆる過ぎずに糸を通していくと、きれいに仕上がります。

ニャンドゥティ 土台に糸を通していきましょう 手順⑥

最後の段で、ビーズを通します。

ニャンドゥティ 土台に糸を通していきましょう 手順⑦

玉結びでビーズを固定します。

ニャンドゥティ 土台に糸を通していきましょう 手順⑨

右に引っ張ったあと、左に引っ張ることで、きれいな玉結びになります。

ニャンドゥティ 土台に糸を通していきましょう 手順⑩

繰り返し、ビーズを通したら、ひし形モチーフの完成です。

◇仕上げ

ニャンドゥティ 仕上げ 手順①

水で薄めた手芸用接着剤または洗濯のりで、表側から刷毛(筆)を使ってのりづけをします。このときビーズにはつかないようにビーズのきわギリギリまでていねいに塗ります。刷毛を上からポンポンと軽く置くように塗るときれいに仕上がります。

ニャンドゥティ 仕上げ 手順②

裏側からものりづけをします。裏側は布ごと全体にしっかりとつけます。

ニャンドゥティ 仕上げ 手順③

両面のりづけをしたら自然乾燥かドライヤーでしっかりと乾かします。

◇乾いたら、縫い目に沿ってカットしていきます

ニャンドゥティ 仕上げ 手順④

のりが乾いたら、裏側からハサミを使って、縫い目ギリギリのところでカットします。

ニャンドゥティ 仕上げ 手順⑤

モチーフについている布をそっとはがします。

ニャンドゥティ 仕上げ 手順⑥

裏側に出ているよこ糸の糸端は目立たないように短くカットしましょう。

ニャンドゥティ 仕上げ 手順⑦

最後にアクセサリー金具をつけて、

ニャンドゥティ 完成

「ビーズ入りひし形ニャンドゥティ」の完成です。

繊細な糸の連なりが目を引く、ニャンドゥティ

今回の作品のように、色が混じった糸を使用すれば、グラデーションを楽しむことができます。アクセサリーはもちろん、モチーフとして飾っても素敵ですね。使う糸やパーツによって、アレンジは無限大です。

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パラグアイのレース刺しゅう ニャンドゥティのアクセサリーの会

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南米・パラグアイのレース刺しゅう「ニャンドゥティ」を体験できるアクセサリーキット。350種類以上あると言われるモチーフの中から、ひし形(ロンボ)、葉(オハ)など、はじめてでも刺しやすい柄をピックアップ。専用の木枠を使い、小さな織り物のようにモチーフを編み込んでいく独特の技法とカラフルなレースのかわいさに、きっとあなたも夢中になるはず。

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