ヤモリの鍋つかみ / ユキンコの自遊きままな暮らしの手づくり

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みなさま、こんにちは。お元気ですか。みなさんはふだん、どんな鍋つかみを使われていますか。

わが家では指先だけを入れる形の鍋つかみを何年も使ってきましたが、実は長い間鍋つかみに不満がありました。手に取って、はめて、使う。使い終わったら、手に持って、つり下げる。当たり前ですがワンアクションで済みません。特に「つり下げる」が毎回引っ掛けづらく小さなストレスがあったため、なんとかできないものかと何年もモヤモヤしながら使っていました。そこで、そろそろなんとかしようと意を決し、自分好みのものを作ることにしました。

私にとって鍋つかみ最大のストレスは、さっと使えず、さっとしまえないこと。そこで、鍋つかみの中に強力マグネットを付け、冷蔵庫にくっつく形にしました。また、手がすぐに入るよう、口部分が最初からぽっかり明いている形に。さらに、右手と左手の型紙を反転させ、右手には右手用、左手には左手用と明確に分け、「どちらの手でも使える形」をやめました。

わが家の冷蔵庫には数年前に制作したタニシのティッシュケースカバーが鎮座しています。その横に並んでもマッチしそうな、「壁にくっついてくれそうなもの」を考えたときに、「ヤモリだな……」とひらめきました。

そうして型紙からスタートし試行錯誤しながら完成した鍋つかみは、左手は頭部、右手はヤモリの手の形。冷蔵庫にくっつくので、使うのも片づけるのも完全にストレスフリーに。こんなにスッキリするなら、もっと早く鍋つかみに向きあって作ればよかったと思いました。みなさまもよろしければ、鍋つかみの内側に大きめの強力マグネットを2個、布にくるんで縫い付けてみてください。ストレス激減、間違いなしです。

次回もお楽しみに。

ユキンコ

『クチュリエの種』創刊時から作品を担当。娘の成長とともに自分の時間も増えてきました。 最近はソーイングにどっぷりはまり中。 

Instagram:@yukinko_no_kurashi

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