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2024年度基金活動報告ー木村式農学校の運用と指導員育成支援(Hokkaido木村秋則自然栽培農学校)

フェリシモ「自然栽培農法推進基金」および「フェリシモメリーで社会貢献(Hakkaido木村秋則自然栽培農学校と木村秋則さんの指導活動支援)」から2024年度に基金を拠出した「Hokkaido木村秋則自然栽培農学校」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

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Hokkaido木村秋則自然栽培農学校は、木村式自然栽培を学ぶ講義と圃場実習、木村先生の弘前の畑での研修を通じ多様な農業の担い手を育成している学校で、今年で15年目を迎え、これまでに600名を超える卒業生を輩出してきました。

弘前の木村先生の畑で講義を受けている様子

■ 念願だった、青森弘前・木村秋則先生の畑での研修が実現!

受講生のみなさまから要望が強かった、青森弘前における木村秋則先生の畑での授業を今年度初めて実現することが出来ました。参加者は約60名。全国から集まった受講生が、長年あこがれてきた畑の土に実際にふれ、樹の姿や枝ぶり、下草の様子、風の抜け方に至るまで、それぞれの関心で思い思いに見学する姿が印象的でした。多くの受講生に参加していただき、車の手配・移動、安全面の調整など準備は容易ではありませんでしたが、みなさまのご協力により、この研修を実現できたことに深く感謝申し上げます。「写真や言葉で知っていた畑が、目の前にある」という体験は、自然栽培を学ぶ動機そのものをもう一段深くし、受講生の学びの芯を強くする時間となりました。

■ 先輩から現役生へ、受け継がれる「実践の知恵」

さらに心を打たれたのは、卒業生で実際に新規就農した方が、現役の受講生に現場目線の指導をしてくれた場面です。自然栽培は、慣行栽培と違い「初期段階の成長が遅いことへの不安」「草・病害虫との戦い」が常にあり、始めた当初は、不安と悩みが増していきます。卒業生は、自らが直面してきた失敗や「うまくいかない時の考え方」を共有しながら、受講生の疑問に一つひとつていねいに向き合い、わかりやすく糸をほどくように整理しました。「この土地では何が制約で、何が味方になるのか」「同じ答えを当てはめるのではなく、多様な方法を試す」という姿勢を示し、地域の気候や土質に合わせた方法を模索し、自分なりの自然栽培を見つけていく道筋を伝えてくれました。学びが“知識”から“実践”へと変わる瞬間に立ち会えたことは、私たちにとっても大きな感動であり、卒業生と現役生徒がつながりながら学びが循環していく手応えを強く感じた一年でした。

りんごの袋掛けの写真です。農薬を使用しないりんごは袋をかけて虫、病気から守ります。
自然栽培ぶどうでできたワインをみんなで飲んで懇親しているところです。

〈支援者のみなさまへ〉

平素より木村秋則自然栽培農学校の活動に温かいご寄付を賜り、心よりお礼申し上げます。
みなさまのご厚意は、次世代の農業の担い手を育て、環境負荷の少ない農業を広げていくための心強い後押しです。いただいたご寄付は、①講義・圃場実習の運営と教材整備、②農機具の整備、③木村秋則先生の畑での研修など現場でしか得られない学びの継続・向上、④卒業後の継続的支援(地域での栽培計画づくり・仲間とのネットワーク形成)に大切に活用いたします。学んだことが「知識」で終わらず、各地の畑で芽吹き、続いていく仕組みへとつなげてまいります。

農薬や化学肥料への依存を減らす試みは、土壌の微生物の活性化を促し、水や生物多様性を守り、気候変動の時代にあっても揺らぎにくい農業と地域をつくることに直結すると私たちは信じています。私たちは、この学校に関わった仲間とともに、自然栽培を「理想」ではなく「地域で再現できる実践」「多様な農法の一つ」として広げ、耕作放棄地や担い手不足といった課題にも、希望の道筋を示していきたいと考えています。

今後とも変わらぬご指導ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

■Hokkaido木村秋則自然栽培農学校さまのその他の活動はこちらから

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