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地球村の基金活動報告ー「安心安全な暮らしに必要なコミュニティセンターを村人に!」(認定NPO法人AMDA社会開発機構)

2019年にフェリシモ 地球村の基金から支援をしているプロジェクト「安心安全な暮らしに必要なコミュニティセンターを村人に!」の活動レポートをAMDA社会開発機構さまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

〈プロジェクトの中間報告〉

チャウンゾン南村でのコミュニティセンター建設は、新型コロナウイルスにも負けず、村人たちの手で、できる事からひとつずつ着実に進められています。これまでに進めてきた2つの活動について、進捗状況をご報告します。

①コミュニティセンター建設のための計画策定(2020年2~3月)

まず始めに、村長や建設作業の経験者を含む13名(男11、女2)の村人による建設委員会が結成されました。そして、建設するコミュニティセンターのイメージをより具体的にするため、隣村にある同様のセンターを見学しました。

その後、専門技術の必要な設計図の作成などをAMDA社会開発機構(以下、アムダマインズ)が支援をしつつ、実施計画と資材の準備を進めていきました。委員会のメンバーが200世帯に協力を呼びかけ、砂利など村で手に入るものは村内で調達をして、必要なものは確保することができました。

②コミュニティセンターの建設(2020年4月~)

これまでセンターとして使ってきた手作りの建物を取り壊し、土地をならした後にくい打ちや基礎部分の掘削などを行いました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、現地政府から5人以上の集会は3月末から禁止されていますが、密にならないように注意をしつつ、委員会メンバーが交代で作業工程を確認しています。

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くい打ちを行う技術者たち
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掘削をする様子

支柱や壁のとりつけ、屋根の設置等、コミュニティセンターの建設は現在、本格的に進められており、予定していた11月までには完了し、3つ目の活動である「維持管理計画の策定」も並行して行われます。

〈現地の様子・現地の声〉

村長のタウン・シュエさん(55歳、男性)

委員会メンバーとして準備を進める中で、セメントやレンガを使った建設に関する知識を得ることができました。また、村人の協力を得て資材準備や敷地の地ならし等を進めることができ、コミュニティセンターの建設に村全体で力を合わせられる事は、村長としてうれしく思っています。

これからも村長として、また委員会メンバーとして、センターが無事完成するように村をまとめていきたいと思います。新しいコミュニティセンターでミーティングをしたり、子どもたちが雨風の心配なく予防接種が受けられるようになる事を想像しながら、完成を心待ちにしています。

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エンジニアと話すタウン・シュエさん(オレンジ色の線で囲んだ方)

〈支援者へのメッセージ〉

みなさまからのあたたかなご支援に、心よりお礼を申し上げます。

チャンゾン南村の住民は、新しいコミュニティセンターが一日でも早く完成することを待ち望んでいたので、建設開始も可能な限り早く始めようと考えていました。

ところが3月には、ミャンマーでも最初の新型コロナウイルス感染者が確認され、政府から感染拡大予防のための行動制限が課せられました。建設の工程やスケジュールは再調整を余儀なくされましたが、村人たちは意欲を失うことなく、今もできる作業を着実に進めています。ミャンマーの農村部でたくましく生きる村の人たちに、これからも応援をお願いします。

(認定NPO法人AMDA社会開発機構 白幡さまより)

■安心安全な暮らしに必要なコミュニティセンターを村人に!
実施場所:ミャンマー連邦共和国 マグウェ地域パウッ郡 チャウンゾン南村
実施期間:2020年2月~11月(10ヵ月間)
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(中間実績
・AMDA社会開発機構さまのその他の支援活動はこちらから

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