フェリシモ「UNICOLART基金」から、2024年度に「特定非営利活動法人 エイブル・アート・ジャパン」さまを通じて基金を拠出した「ほっとりんく」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
* * *
ひとりで悩まない、みんなで選び取る。
聴覚障害児と家族が、自由に表現し、繋がれる場所
きこえない・きこえにくい子とその家族が社会の中で孤立しないことをめざして活動しています。基金を活用して、子ども向けアート/創作イベントの開催やサポートを実施しました。
きこえない・きこえにくい子どもたちが、さまざまなアート活動や創作活動に参加したり、自分のことを誰かに表現したり、そのような機会をつくるため、アートワークショップなどに手話通訳として参画しました。また、コミュニケーション勉強会を開催することで保護者のサポートも行いました。きこえない・きこえにくい子どもたちはもちろん、親御さんも楽しんでくださって、子どもと大人が一緒に何かに没頭できる時間があることが印象的でした。
■子ども向けアート・創作イベントの開催および手話サポート
①糸かけアートでオリジナルコースターを作ろう!
日時 2025年3月1日(土)11時~17時
場所 旧国立駅舎(東京都国立市東)
主催 Center line art festival Tokyo(中央線芸術祭)

②GW遊びませんか? 聴こえない子やご家族向けのイベント
日時 5月5日(月・祝)10:30-13:30
場所 国立駅集合・解散
内容 室内で絵画・イラスト活動や工作

③ユイミコ手話で学ぶ和菓子教室
日時 4月20日(日) 15:00~17:30
場所 ユイミコアトリエ(東京都豊島区巣鴨)


・コミュニケーション勉強会
きこえに何かしら困難さを抱える子の家族や支援者を対象に、オンライン(Zoom)で開催しました。ご家族が参加しやすいようにと夜の時間帯に実施しています。

勉強会では、子どもとのコミュニケーションの取り方について学び合ったり、「食べ物」「交通ルール」「公園遊び」などの日常会話、動画の読み取り、気持ちの表現、ワークショップなどを行なっています。そのほか日々の生活で悩んでいることにお答えしたり、先輩ご家族の体験談を聞くという時間を設けたりもしています。3月末までは週2回、現在は週1回の頻度で継続して実施しています。
[実施日]※2024年度および2025年度(5月まで)の実施日
3月5日、8日、12日、13日、19日、21日、24日、26日、
4月2日、9日、18日、25日
5月9日、14日、23日、30日
参加者の方々からは、「地域の手話講習会と違い子どもが軸にある」「仕事が終わってから、子どもが寝てから参加できる」「全国の親御さんと繋がれる」「パパの参加率が高い」などの声をいただいています。
〈支援者のみなさまへ〉
このたびは、UNICOLART基金によるご支援をありがとうございます。ほっとりんくは、聴覚障害児とその家族に適切な情報を発信すること、また、家族同士が交流し活動していく任意団体です。聴覚障害児教育にはさまざまな方法・考え方があります。時として、違う考え方のひとたちが対立することもあります。
それでも「1つしか知らずにそれだけを信じること」と「さまざまな方法を知った上で選択すること」は大きく違います。同じ境遇のご家庭でも、関係機関と繋がれるかどうかは、情報や機会の格差があるのが現状です。
次世代の子どもたちが、そして今をともに生きる家族が、必要な情報を幅広く知れる場であり、楽しみながら表現や没頭する時間があり、保護者や聴覚障害当事者・支援者がつながれる機会を、これからも企画していきたいと思います。

コメント